放送内容

2017年02月26日(日)放送

~中日ドラゴンズ沖縄キャンプスペシャル~ 森繁和監督×伊集院光 対談

カテゴリー:野球

4年連続Bクラス、昨シーズンは屈辱の最下位。
チーム再建を託されたかつての名参謀は原点に立ち返り、
ドラゴンズを立て直すことができるのか…?
そんなチームの現在地を、伊集院所長が直撃!
今シーズンから指揮官となった森繁和監督にチームの現状、
そしてシーズン開幕を占う投手陣について聞いた。

<チームの課題>
走攻守全てが課題と森監督は即答。
特に走塁面では秋季練習から徹底的な意識付けと走塁練習を繰り返し行ってきた。
森監督は昨シーズン、走者を出した場面で相手投手に牽制を挟ませる
シチュエーションを作っていなかったと分析。
それだけ相手投手に投球に専念させた事で、チームの得点・打撃成績に影響したと投手・バッテリー・ヘッドコーチを歴任した男らしい考え。
この春のキャンプでも秋同様、野手に限らず投手も含めて
「打者としてバッターボックスに立つ以上、走塁に手を抜かない事」
「出来るだけ足の速い選手を育て、相手投手に集中させない環境作り」
「例えヒットが打てなくても、次の塁を狙うためには何をすればいいのか?」
という事に重点を置き、キャンプで実践している。

<投手陣の整備>
昨シーズン、規定投球回数達成者ゼロ・2ケタ勝利者ゼロという
異常事態をどのように打破するのか?
①又吉や福谷の先発転向を見据えた調整
 ⇒同じサイドスロー気味に投球する育成出身の三ツ間がカギ
 ⇒2年目の佐藤優は中継ぎに固定
②外国人投手4名の起用方法
 ⇒新外国人2人(ロンドン、アラウホ)は中継ぎで経験を積ませる
 ⇒バルデス、ジョーダンの先発組はビシエドとゲレーロの野手2人との兼ね合いになるが、ローテーションの谷間や中4日で投げられる事を考えると、開幕ローテに入れる可能性がある

<開幕投手について>
今シーズンの開幕戦は3月31日、東京ドームで巨人と激突する。
巨人との敵地開幕戦は03年以来、実に14年ぶりのこととなる。
相手は高橋由伸監督がエース菅野を開幕投手に指名している中、伊集院所長は
①菅野vs大野
②菅野vs吉見
③菅野vsギャンブル??
と予想。これを聞いた森監督はギャンブルについて「ルーキーを使えばいい」と
注目のドラフト1位・柳裕也を名前に挙げた。
「日々考えては、また考え直しの繰り返し」と前置きした上で、
「ドーム球場での開幕。雨風なく寒さもないなら小笠原慎之介も名前が挙がっていい」
「開幕3連戦の次が広島とナゴヤドームで対戦となれば、外国人で開幕するのもアリ」と
具体的に大野、吉見、柳、小笠原、外国人投手の名前が出る結果となった。

果たして、3月31日の開幕マウンドに立つのは―――