放送内容

2014年12月21日(日)放送

伊集院所長×谷繁元信選手兼任監督 対談

カテゴリー:野球

プロ26年目・谷繁元信、選手兼任監督として挑んだ今シーズン。
だがチームは2年連続のBクラス。
誰よりも勝つ事にこだわってきた男にとって、悔しさの残る一年だった。

「(今まで)選手として見ていたチームメイトと監督として見る選手、
この違いに慣れるまで最初はなかなか難しかった。選手と対話をする時、
これはキャッチャー谷繁として言わせてもらう、これは監督谷繁として
言わせてもらうと、選手に対して使い分けることもあったんです」

何よりも対話を重視してきた兼任監督ならではの悩みを
伊集院所長に打ち明けると、そこからは谷繁元信としての野球論の話に。

「良く谷繁カラーとは?みたいな色の話をされることがあるんですけど、
僕が思うに野球に色っているのかなと。単純に勝つための野球、
勝つためには何をしなければいけないか?そこを監督は考えなければならない」

「僕は正直、日本のチームなんだから全員が日本人でやるのが一番良いと思っています。
中でもショートは特別。球際への強さ、ボールへの反応、全てを兼ね備えていないと
なかなかレギュラーにはなれない」

このような独自論を展開する。
その後も伊集院所長から「監督業とは?、チーム戦略、落合GMとの話は?」など
様々な質問に及んだが、一つ一つ言葉を選びながら質問に答えていく谷繁監督自らこんな言葉を口にした。

「本当は本音でズバズバ言いたいんですけど、監督になってやっぱり言えないんですよね。
僕が発言してしまうと、かなりの影響力があるので(笑)
まだ周りは僕が選手だけをやっていた時の感覚で聞いているのかなあって思うんですよ」
これには伊集院所長も納得。「選手兼任監督の難しさがビシビシ伝わってきます!」

最後はプロ27年、44歳で迎える来シーズンについて。

「限りなく引退が近づいてきている。ドラゴンズというチームにとって(選手として)
どれがけ必要な存在であれるか。それに尽きると思います」
さらに!
「2015年シーズンが終わったら、もしかしたら監督一本になっている…かどうかは
まだ分かりませんが、もしそうなっていたらもっと話ができると思います!」(一同大爆笑)