放送内容

2014年07月06日(日)放送

全日本大学駅伝 東海地区選考会

カテゴリー:野球

熱田と伊勢を結ぶ、106.8キロ。
大学日本一を決めるサバイバルレース、
箱根、出雲と並ぶ学生3大駅伝のひとつ、それが、全日本大学駅伝。

東海地区に与えられた出場枠は、わずかに1つ。
厳しい選考会を勝ち抜かなければ、本戦へのキップを掴むことは出来ない。
駅伝に全てを捧げてきた男たちの、たった1枚の切符を巡る、熱きドラマに密着した。

注目は、
東海地区最多、過去34回の全日本出場を誇る愛知の名門・中京大学。
2年連続の伊勢路を狙う、現役時代駒澤大学で黄金期を築いた揖斐監督率いる岐阜経済大学。
2年ぶりの出場を目指す、国立の雄・名古屋大学。

<1組目>
序盤は、去年の代表、中京大と岐阜経済大、そして名大が中心となり、先頭集団を引っ張る。
レース中盤、去年、初の全日本出場を果たした岐阜経済大の1人が、先頭集団についていけない。
名大は、1組目で総合トップに立ち、7年連続の伊勢路を狙う中京大は、5秒差の総合2位。
一方、岐阜経済大は、トップ名大に1分以上離され、1組目で出遅れた。

<2組目>
挽回を狙う岐阜経済大だが、2組目でも苦しい戦いを強いられる。2組目を終え、トップ名大との差はさらに広がり、1分39秒。2年連続の伊勢路への道が険しくなった。

<3組目>
総合トップの名大は西尾と芦崎の2人が堅実な走りで先頭集団につける。
終始、安定した走りで、上位でゴールした名大の2人。3組目を終え、依然、総合トップは名大。
中京大に1分29秒差をつけ、2年ぶりの伊勢路へ、大きく前進した。

<4組目>
ここまで総合タイムで引き離され、追い込まれた中京大。
エース山口とルーキー高柳が、序盤から積極的な走りを見せる。
一方、1分29秒のアドバンテージを持つ名大。先頭集団の後方につけ、自分たちのペースでレースを進めていく。総合タイムで上回るため、中京大の2人は、積極的な走りで、名大の2人との差を徐々に広げていく。

最終組で1分29秒の差をひっくり返した中京大が、7年連続35回目の全日本出場。
一方の名大は、あと一歩のところで伊勢路への切符を掴みとることができなかった。


<総合成績>
1位 中京大学   4時間13分31秒76(平均タイム31分41秒47)
2位 名古屋大学  4時間14分19秒29(平均タイム31分47秒41)
3位 岐阜経済大学 4時間14分28秒60(平均タイム31分48秒58)

※1位の中京大学が全日本大学駅伝への出場権獲得