放送内容

2012年11月25日(日)放送

フットサル日本代表 森岡薫 ~ワールドカップ 激闘の真実~

カテゴリー:野球

今年8月。ペルー生まれの森岡薫(33)は日本国籍を取得した。
昨年Fリーグで得点王に輝き、MVPを受賞するなど、史上初の個人タイトル3冠を受賞。実力、知名度共に日本フットサル界を代表する選手の国籍取得に、フットサル界は沸いた。
そして彼は長年の夢であった日本代表に選出された。

彼が日本代表を意識するようになったのは、2006年、代々木体育館で行われた日本代表対ブラジル代表の試合を見てからだった。
「いつか自分がこの舞台に立ちたい―」
それから6年の時を経て、森岡は初めて日本代表として代々木のコートに立った。しかも相手はブラジル代表。
「運命というか、偶然というか、あの時この舞台に立ちたかった自分が、今そこに立てるチャンス―」

代表デビュー戦を飾った森岡だったが、緊張からかいつものプレーが出せない。さらに2試合を終えて無得点。得点を期待され、日本代表へ招集されたにも関らず、結果が残せていない事が彼に大きなプレッシャーを与えていた。そんな中、彼は…
「代表を辞退しようと思った―」
誰にも言えなかった。
大きなプレッシャーに押しつぶされそうになった森岡は、妻・寛美さんに胸の内を明かした。

そんな弱気になっていた彼の背中を寛美さんがそっと押した。彼は迷いを断ち切り、ワールドカップが行われるタイへと旅立って行った。


ワールドカップで森岡は代表最多の4得点を挙げる活躍をみせ、見事日本フットサル史上初のワールドカップベスト16入りに大きく貢献した。
夢の舞台だったワールドカップを経験し、また大きな成長を遂げたストライカーの口から出た言葉は、
「また4年後、あの舞台に立ちたい―」

日本を代表するストライカーが、4年後のワールドカップで、さらなる輝きを放つだろう。