放送内容

2012年06月04日(月)放送

【602 アジア最終予選 ~激闘の記憶~】

カテゴリー:野球

いよいよ始まる。ジャパンプライドをかけた戦い。「ワールドカップ アジア最終予選」。5大会連続の夢の舞台へ、ザックジャパンの挑戦が始まる。

アジア最終予選は、これまでも日本サッカー史上に残る数々のドラマが生まれた舞台。2試合を残して4大会連続の本大会出場を決めた前回の最終予選。その道のりも楽なものではなかった。激闘を勝ち抜いた、楢﨑正剛、玉田圭司がその戦いを改めて振り返った。

初戦、2008年9月6日、アウエイでのバーレーン戦。日本は前半のうちに2点をリード。さらに後半にも1点を追加し、誰もが快勝を疑わなかった。しかし、

「3-0で残り数分で、2点追い上げられたってことと、あとコンビネーションミスでオウンゴールになったっていうので、打ちひしがれた覚えはありますが」(楢﨑)

後半42分に1点を返されると、さらにその直後、DFとの連携ミスから、まさかのオウンゴール。1点差にまで詰め寄られての辛勝。最終予選の怖さを改めて思い知らされた。

さらに、日本はホームの戦いでもその難しさを思い知らされる。アウエイで勝利しながら、ホームでは引き分け続き。5戦目にして、初めてホームで勝利。しかし、その勝利もFKの1点を守りきる展開で、楽なものではなかった。

「まあ、自信をもってプレーはしてたんだけど、これが、最終予選の難しさなのかなとは思いましたけど」(玉田)

「こんなもんでしょう。難しいですよやっぱ」「この時期は、試合勘とか色んな問題もあるし、本当は難しいんですよね、2月の試合とか3月の試合とか。」(楢﨑)

しかし、鮮やかな勝利こそないものの、手痛い黒星を喫することもなかった。第6戦を前に、日本が本大会出場要件の、グループ2位以内に王手をかける。

勝てば、本大会出場が決まる第6戦。2009年6月6日、アウエイでのウズベキスタン戦。先制しながらも、試合は膠着状態。後半44分に、退場者を出し一人少なくなった日本に対し、ウズベキスタンの猛攻。
これを凌ぎきった日本、勝利を手にし、4大会連続のW杯出場を決めた。

最終予選突破の鍵は何だったのか?

「内容がともなっていないにしても、結果がついてきて、負けないっていうところが大事だと思うんで、最終予選って」(玉田)

「勝点をちょっとずつ拾うというのは、大事だし」「勝ったり引き分けたりするってことは、こっちにポイントが入っていることだし、相手にポイントを与えないってことで、リーグ戦を戦う上では重要」(楢﨑)


そして、いよいよ「2014ワールドカップ アジア最終予選」が開幕。
ザックジャパンが、まずは6月の3連戦に挑む。