ロンドンオリンピック代表候補
長距離界に彗星のごとく現れた、20歳のランナー トヨタ自動車・宮脇千博
10000mでは、日本歴代6位の記録を持つ。
今年1月のニューイヤー駅伝で、区間新記録樹立。
全日本実業団ハーフマラソンでは、日本歴代3位の記録を出すなど、
まさに、長距離界期待のホープなのだ。

高校卒業後、宮脇はトヨタ自動車陸上部に入部。
そこである人物と出会う、佐藤敏信監督。
シドニーオリンピック、銀メダリスト・ケニアのワイナイナを育てあげ、
名門実業団・コニカミノルタで約13年間ヘッドコーチを務めた。
2008年からトヨタ自動車の監督に就任し
わずか3年で、チームをニューイヤー駅伝初優勝へと導いた名将。

佐藤監督の元で、指導を受ける事わずか2年。
無名だった選手が日本のトップクラスまで急成長。
そして、去年11月。ロンドンオリンピックのA標準記録を突破したのだ。
自然と生まれた、二人の共通目標。目指すは、世界最高峰の舞台・・・

最終選考の場となる日本選手権まで、あと約1ヶ月。
宮脇は、調整を兼ねて5000mに出場した。
結果、見事かけひきを制し、優勝。最終選考に向け、大きな収穫を得た。

二人三脚で挑む、夢舞台
20歳のランナー宮脇千博の戦いが始まる。