放送内容

2012年02月25日(土)放送

U-23代表 永井謙佑~ロンドン五輪への道~

カテゴリー:野球

ロンドン五輪出場を目指すU-23日本代表。夢の世界の舞台への道のりは、過酷を極めた。
アジア最終予選、
2011.9.21 日本 2-0 マレーシア
2011.11.21 バーレーン 0-2 日本
2011.11.27 日本 2-1 シリア
3連勝で、単独首位に立った日本。夢の舞台へ、順調に勝利を積み重ねていた。

2012.2.5 シリア vs 日本
勝利すれば、五輪への切符はほぼ確実となる戦い。しかし、アクシデントが日本を襲う。前半18分、相手DFと交錯した山崎が負傷退場。その直後、相手のFKの場面、まさかのオウンゴールによる失点。重い空気を振り払ったのは、永井。大迫からのボールに自慢の快足を飛ばし抜け出した永井が、値千金となる同点ゴールをたたき出す。直接対決を制して五輪行きに大きく前進した日本、勝ち越しを狙うが、ゲームを支配することは出来ない。引き分け終了かと思われた後半45分、まさかの失点。呆然自失。苦い記憶が蘇る。
今から4年前のAFC U-19選手権。今のU-23の面々が、準々決勝 韓国戦の舞台に立っていた。この試合で、日本は完敗。連続出場記録のかかっていたワールドユース出場を逃した。以降、彼らには「世界の舞台を知らない」世代といわれてきた。だからこそ、五輪の舞台への思いが強かった。
永井はかつて、五輪への想いをこう話していた。「めっちゃ(五輪に)興味ありますよ。だってワールドユースも出てないっすから」「めっちゃ行きたい」
しかし、シリアに敗れグループ2位に転落した日本。1位チームに無条件で与えられる五輪出場権は危うくなった。
「2度同じ思いはしたくないので、だから、絶対切符を掴んで本大会に行きたい」

2012.2.22  マレーシア 0-4日本

日本は、大量得点で勝利。出来るすべてをやり尽くした。そこにシリアが敗れる波乱。日本はC組1位へ再浮上。ロンドン五輪への道が開かれた。

帰国した永井。夢の五輪の舞台へあと一つ。
「本当に他力だったんで。(シリアの敗戦を)聞いたときは、東から聞いたんですけど、もう嘘はいいよって感じだったんですけど、本当だったんで嬉しかったです」「サポーターの前でロンドンを決めれれば幸せなことなので、勝って切符を掴みたいです」