放送内容

2011年09月03日(土)放送

名古屋オーシャンズ 渡邉和晃

カテゴリー:野球

今シーズン、フットサル最強軍団、名古屋オーシャンズに新たな男が加わった。
日本の将来の担うストライカー、渡邉和晃。
2009年、花巻に加入した渡邉。1年目は14ゴール、そして2年目は16ゴールをマークするなどエースとして活躍した。だが渡邉の活躍とは裏腹にチームは下位に低迷。そんなとき、オーシャンズからオファーを受ける。最下位のチームから常勝軍団への移籍。それは大いなる挑戦だった。
オーシャンズに入団した渡邉を待ち受けていたのは歴然とした環境の違いだった。総工費40億円以上をかけて作られた国内では唯一となるフットサル専用のアリーナ。ジム施設を完備しており、あらゆるトレーニングが出来る。ここには必要なものが全て揃っていた。

「(花巻では)筋トレに行く時は体育館のジムにお金を払って行ってましたし、名古屋は昼食はチームで用意されている。花巻の場合は三食自分で用意しないといけない。
施設もそうだし環境もそうだしスタッフの多さだったり、全てにおいて日本のトップのチームと前から思っていた。」

プロとして申し分ない環境が整っているオーシャンズ。その反面、それだけの責任が求められている。結果を出してこそ、この環境が成立しているのだ。そのプレッシャーに打ち勝つため、選手たちは日々自らを追い込む。王者の練習に妥協は無い。
4月から名古屋で生活する渡邉もこの環境に身をおいてから徐々にプロとしての自分の役割を認識し始めている。

「結果を残すことが一番の仕事だと思うんですけどその中でもプロ選手の集団である僕らがフットサルの魅力を伝える、そして子供達の目標となれるような選手になるっていうのも大事な仕事だと思ってるので、そういった意味でもオーシャンズの役割は大きいのかなと思います。
(出来てますか?)今は自分の事でいっぱいいっぱいですね(笑)」

8月に開幕した今シーズンのFリーグ。オーシャンズは開幕から3連勝したものの、第4節、記念すべきリーグ通算100試合目でチーム史上初となる完封負け。さらに続く試合でも得点を奪えず、なんと初の連敗を喫した。絶対王者として、これ以上の連敗は許されない。今こそ渡邉のゴールが求められている。