放送内容

2010年10月16日(土)放送

2010.10.16 金崎夢生 ~ザックJAPANで掴んだモノ~

カテゴリー:野球

2010.10.8 日本1-0アルゼンチン
2010.10.12 韓国0-0日本

4年後のW杯ブラジル大会を目指すザックJAPANは上々のスタートを切った。

そして、韓国戦から2日後。グランパスの練習場には、代表戦からチームへと戻ってきた金崎の姿があった。

「試合にも出させてもらって、日本を背負ってプレイすることで、すごい自分にとってもいい経験になったかなと思います」(金崎)

さかのぼること、9月30日。4年後のW杯・ブラジル大会を目指す、新生日本代表が発表された。
ザッケローニ新監督の人選に注目が集まるなか、召集された25人。その中に、金崎の名前もあった。

就任後から、精力的にリーグ戦に足を運んだザッケローニ監督。9月18日、名古屋に視察に訪れた。その試合で、金崎が魅せた。後半3分、相手DFのクリアミス。ゴール前に詰めていた金崎は、すかさず右足をふりぬきゴールを決めた。御前試合で、ポテンシャルを見せ付けた金崎は、代表に選出された。

「まあ、チームでやっていることがそのまま評価されているのかな?と思います」(金崎)

今回の代表メンバーの中で、21歳の金崎は、最年少組のいわゆるロンドン五輪世代。
同じ世代からは、森本、そして香川が、前回に引き続き召集されていた。海外のクラブで経験を積み代表でも主力の2人。
金崎も負けるつもりはない。新監督での新たなスタート、チャンスを掴もうと、貪欲に挑んでいた。試合前日ミニゲームで、きれのある動きをみせる金崎。4日間の合宿を経て、手応えを感じていた。

Q:合宿の手応えは
「チーム的にもすごい皆まとまっていて、若手でもいろんな選手に話せたりしているのでいいと思います」(金崎)

Q:アルゼンチン戦に向けて
「高いレベルの選手たちが相手には多いので、なかなか出来ない経験だと思うので、自分のためにもしっかり頑張りたいと思います」(金崎)

迎えたアルゼンチン戦。5万7千人の大観衆が詰め掛けたスタジアム。香川、森本、同世代がスタメンに名を連ねるなか、金崎はベンチスタート。日本の歴史的な勝利となったこの試合で
金崎の出番はなかった。

「別に自分自身もっと悔しいとかそういう気持ちとかあるのかなと思ったけれど、全然そういう風には見てなくて、単純に試合を観て、自分が出たときにはしっかりプレー出来るようにって、考えていました」(金崎)

第2戦。韓国戦。金崎は15分間の途中出場。その15分で金崎は何を得たのか?

「実際プレーして十分やっていけるなと思いました。まあ、あとはチームでどれだけしっかりやっていくことが大事だなと思いました」(金崎)

15分の出場ではあったものの、改めて、自らのプレーと方向性に確信を持った金崎。
グランパスで結果を出し、再び代表の舞台を目指す。
そして、チームは今リーグ首位を独走中。悲願のリーグ初制覇が、金崎自身の代表の道へと繋がる。

「優勝を狙える位置なんで優勝を狙っていって、しっかり自分も貢献でたらいいなと思います」