2004年4月26日 25時18分放送
 
置き去りにされたもの ~ 検証・RDF爆発事故~
 
スタッフのつぶやき
 
柴田正登志ディレクター

放送にあたり、深い悲しみと怒りが交錯する不安定な状態の中で取材に応じ、協力していただいた遺族の方々に感謝を申し上げます。
思い起こせば去年2003年は爆発事故の多い年でした。石油タンク、名古屋大曽根の立てこもり爆発、そしてこのRDF発電所…。
中でもこのRDF発電所の爆発事故ほど不可解なものはなかったと思います。
事故発生から7ヵ月、取材したテープは327本にも上ります。
「夢のリサイクル」と言われた発電所が音を立てて崩れた時、置き去りにされていた大切なものが見えてきました。
 
 
水野孝カメラマン

RDF発電所のタンクが2度目の爆発をした日、私は現場で取材をしていたカメラマンの一人でした。その日行われていた三重県企業庁の会見。カメラのファインダー越しに、企業庁と富士電機、消防の3者の責任の擦り付け合いを目の当たりにしました。なぜこんな事が起こってしまったのか。亡くなられた方とその遺族の怒りは一体どこにぶつければいいのか。カメラの前で夢の発電所の真実の姿が明らかになりました。
番組を制作するにあたりご遺族の方のご協力に感謝すると共に、亡くなられた消防士の方のご冥福をお祈り申し上げます。
 
 
 
放送内容について