名古屋テレビ

　　放送番組審議会だより　


　このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
　名古屋テレビ放送の番組審議会委員は１１名で、会議は毎月１回、年間１０回（８月と１２月は休会）開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。

　名古屋テレビ放送では、番組審議会でのご意見を、毎月第１土曜日の午前１１時２５分から放送する「オンブズ１１」の中でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。

平成１１年度放送番組審議会委員（敬称略）～１１名～

○委員長　　 塩　澤　君　夫　　（名古屋大学名誉教授）
○副委員長 矢　崎　　　藍　　（作家　桜花学園大学教授）
○委　　員 加　藤　幸兵衛　　（陶芸家）
○　　〃 村　山　きおえ　　（画　家）
○　　〃 楠　田　堯　爾　　（弁護士）
○　　〃 水　野　新　平　　（ホーユー社長）
○　　〃 関　谷　崇　夫　　（名鉄副会長）
○　　〃 磯　部　　　克　　（日本ガイシ副社長）
○　　〃 石　塚　正　孝　　（ＪＲ東海常務）
○　　〃 木　全　純　治　　（シネマスコーレ支配人）
○　　〃 小川クリスティーン（金城学院大学客員助教授）


第４０８回　名古屋テレビ放送番組審議会

●開催日　　　 平成１１年１０月２２日（金）
●出席委員　　 委員長
委　員
　〃　
　〃　
　〃　
　〃　 　 　
　　　

塩　澤　君　夫
村　山　きおえ
楠　田　堯　爾
関　谷　崇　夫
石　塚　正　孝
小川クリスティーン
　　　　　～以上６名～
●議　題 ○局側の事業報告
　『あつあつライブ!!コケコッコー』について
　放送番組全般について
　平成１１年１１月の主な放送番組の説明
　事務局報告その他

●議事の概要

　◇　事業報告　
・ 「青少年と放送」の問題で、メディア・リテラシーに関する同一番組を、民放各局で放送するが、名古屋テレビは、１１月１３日（土）午前５時５分～５５分の５０分枠で放送する。
・ 「名古屋テレビ　バイタル’９９」は、９月２５日と２６日の両日開催し、好天に恵まれ、初日は３５万人、２日目は４０万人の人出で成功裏に終えた。
・ １１月一ヵ月間を「名古屋テレビ・トリプルイレブン」として、様々な事業展開をするが、先行して、名古屋・栄にオープンした「イレブンカフェ」は、まずまずの賑わいを見せている。東海３県２５６市町村を隈なくまわるキャラバンは、岐阜県神岡町からスタートし昨日（10月21日）までに３２市町村を訪れ、順調に進んでいる。
・ １１月７日に「全日本大学駅伝」を行う。参加校は昨年より２校増え２５校。順天堂大学や駒澤大学が優勝候補。午前８時から午後１時４０分まで生放送する。スタッフおよそ４００人。中継車４台、オートバイ１台、ヘリ２機。今年はデジタルのマイクロ装置を導入、中継がやりやすくなった。
・ 地元出身のプロボクサー石井広三（２２歳）とメキシコ生まれの世界チャンピオン、ネストール・ガルサ（２３歳）との「ＷＢＡスーパー・バンタム級タイトルマッチ」の模様を１１月２１日（日）午後４時から生中継する。石井の善戦を期待している。
・ 提携関係にある中国の大連電視台から、国際部に在籍する、林新国君（２６歳）が研修のため当社を訪れる。１１月６日に来日、来年２月２日までの予定で滞在する。

　◇『あつあつライブ!!コケコッコー』についての審議
・ 一日が始まる前、ニュースだとか生活情報が盛り沢山、満遍なくフォローされており、うまくまとまったいい番組だと思う。ただ朝だから出来るだけ多くのニュースを知りたいので、１０分放送しているスポーツコーナーを少し削って、ニュースを厚くするという配分にしたらどうか。
・ スポーツを除いて、ニュースを伝える枠が３カ所ほどあるが、アトランダムに伝えられており、このコーナーでは、こうゆうものを取り上げるという、基準とか考え方みたいなものが、明確に読み取れなかった。
・ 全部地元で制作する良さは、全国ニュースもローカルニュースも一緒に出せるということだ。地元感覚でのニュースに対するウエイトの置き方がうまく出せたら、地元に受ける、共感されるものになるのではないか。まだ十分特色が出ていない。
・ 各新聞の記事を赤枠で囲って知らせるやり方は、見落としている記事もあるし、全ての新聞をとっている訳ではないので、参考になる。特にスポーツ新聞などはそうだ。　これとは反対に、新聞を写すのは、テレビ局の人間が手を抜いているのではないか、といった意見も出された。
・ メインキャスターは、特に自分の意見を言う必要はないが、ニュースの内容によって、受けの言葉をもう少し考えると、番組に味が出るのではないか。
・ 何年前のこの日には、こんなことがあったといったことを、一定の時間に入れたらどうか。伊勢湾台風のようなことばかりでなく、ちょっとしたトピックであっても、続ければ、その時自分が生きていた時代を振り返ることが出来る。
・ 芸能ニュースは覗き趣味だと感じる。兵庫県西宮市でおきた「甲山事件」で、無罪になった人のインタビューが新聞に載ったが、メディアは覗き趣味だと話しておられた。その辺をもっと反省すべきではないのか。
・ 日本シリーズにからみ福岡との交流でおもしろいと思ったのは、福岡がどうゆうところなのか、多田木さんの正直な反応が示されていたことだ。この点をもっと掘り下げると面白いと思っていたら、名古屋の方に戻ると勝ち負けにこだわって、非常に軽いものになってしまった。福岡の人の方が、心が広いような感じがして、名古屋はもっと見習って世界を見る目が欲しいなと思う。
・ 星座による運勢には大変疑問を持っている。占いって何なのか。どうしてやるのか。他のチャンネルも取り上げているからなのか。あんな風に軽く出すのがいいのか。どういう国民をつくろうとしているのか疑問に感じた。しかも２回も出す必要があるのかと思う。「コケコッコー」の前の番組でもやっており、夕方も夜もある。ちょっと目立ちすぎるのではないか。
・ 番組の特色は、メインキャスターによるところが大きい。番組だけでなく、局のイメージもキャスターによって大きく影響される。『コケコッコー』の大川さんは、朝らしい爽快な感じで、パフォーマンスも節度があり好感が持てる。ただもう少しゆったりとした感じでもいいのではないか。
　
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