名古屋テレビ

  番 組 審 議 会 だ よ り 

 
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき 名古屋テレビ放送の番組審議会の議事の概要をお知らせする ページです。
名古屋テレビ放送の番組審議会委員は12名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放 送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。

名古屋テレビ放送では、番組審議会でのご意見を、毎月第1土曜日の午前6時45分から放送する「オンブズ11」の中でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。
 
平成13年度放送番組審議会委員(敬称略)~12名~
委  員  長 加 藤 幸兵衛 (陶芸家)
副 委 員 長 磯 部   克 (日本ガイシ副社長)
委      員     (名大名誉教授)
関 谷 崇 夫 (名鉄副会長)
石 塚 正 孝 (JR東海専務)
木 全 純 治 (シネマスコーレ支配人)
小川クリスティーン (金城学院大学客員助教授)
赤 塚 行 雄 (社会評論家)
伊豫田 静 弘 (知立市文化会館長)
足 立 邦 彦 (エヌ・ティ・ティ・ドコモ東海社長)
高 田 弘 子 (都市調査室代表)
  ハンス ユーゲン・マルクス 南山大学長)




  第423回
名古屋テレビ放送番組審議会
 
開  催  日 平成13年4月18日(水)
出 席 委 員 委  員  長 加  藤 幸兵衛
副 委 員 長 磯  部  克
  委      員 塩  澤 君  夫
  関  谷 崇  夫
  石  塚 正  孝
  木  全  純  治
  小  川  クリスティーン
  赤  塚 行  雄
伊豫田 静  
     
  ハンス ユーゲン・マルクス
   
 
~以上11名~






 議題  ・ 局側の事業報告
  ・ 『世界痛快伝説!!運命のダダダダーン』について
  ・ 放送番組全般について
  ・ 平成13年5月の放送番組についての説明
  ・ 事務局報告その他




議 事 の 概 要
◇ 事業報告(桑島社長)
   
  今年度も新任のお2人を含めまして、番組審議会委員をお引き受けいただきありがとうございます。
皆様の忌憚のないご意見を賜りまして、番組制作などの参考にさせていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 昨年来表現やメディアに対する規制立法の動きが相次いでおります。
これは「個人情報保護基本法」や自民党の「青少年社会環境対策基本法案」民主党では「子ども有害情報保護法案」と呼んでいますが、それに「人権救済機関の設置」、これをメディア規制の三点セットと呼んでおりますが、一連の立法提案があります。
この中で「個人情報保護基本法案」が3月27日に閣議決定され、国会に提出されることになりました。
民放連では閣議決定に抗議するとともに、国民の知る権利に応え、表現の自由を守るため、報道機関への全面適用除外を求めるコメントを出しており、法案の審議にメディア界の主張を反映させるよう、引き続き要請していきます。
当社は4月1日が開局記念日で来年の4月には開局40周年を迎えます。
この歴史の中で開局の翌年であります昭和38年から「街に緑を」のキャッチフレーズでグリーンキャンペーンを繰り広げて地域の緑化と環境保全を広く訴えてきました。
1984年にはこのキャンペーンで総理大臣賞を受賞いたしました。
この輝かしい伝統を生かし、発展させるということで、この4月から環境管理システムの国際規格であります「ISO14001」の認証の取得をめざして、準備を始めることにいたしました。
地域に密着し、地域とともに歩むテレビ局として環境保全、リサイクル型社会の形成のために全力を尽くすことは当然のことです。
来年の春をめどに、遅くとも40周年キャンペーン期間中に認証が受けられるようにしたいと考えております。

3月末に中国の江蘇省蘇州市の蘇州電視台と友好協定を締結しました。
99年に大連電視台と提携したことにより、中国大使館とのお付き合いから今回蘇州電視台の紹介があり、友好関係を結ぶことになりました。 ちなみに蘇州のある江蘇省と愛知県は姉妹友好関係にあります。
提携の内容といたしましては番組・ニュースの取材協力や素材交換、それに人事の交流などで、デジタル時代に備えてこれまでの枠組みを越えたネットワーク構築の一環であります。
蘇州のカバーエリアは上海などにも及び、エリアの人口は1000万人ということで、近隣の工業団地にはブラザーやイナックス、メナードなどこの地方の企業も進出しておりました。
3月29日に現地で協定の調印をいたしました。
名古屋テレビの海外局との提携は大連、ホーチミンについで3局目となります。 以上でございます。
 
 
 
 




◇『世界痛快伝説!!運命のダダダダーン』についての審議
平成13年4月13日(金)午後8時54分~9時48分の枠で放送
   
バラエティ番組とはいえ説得力が必要
エピソードを基にしてストーリーを見せて、クイズとして問題を出し、回答者が答えるという、テレビのクイズ番組として一つの成熟したパターンをとっている。番組タイトルで「伝説」とうたっているかぎりは、バラエティ番組とはいえ説得力が必要だ。
テーマ選びは慎重に
視聴者が興味を持つような話題を良く拾っており、遊びの番組としてはよくできており、楽しめる一方で政治的、歴史的事件で人類の悲劇である「ナチのアイヒマン事件」を面白おかしくバラエティ感覚で取りあげるのはいかがなものか。
再現と実際の映像の区別をはっきりと
再現映像、実際の映像、白黒、カラーなどいろいろな映像が出てくるので、頭の切り替えが大変で混乱する。何が事実で、何が想像かよくわからない。ほんらいは資料となるほんものの映像で構成すべきものだが、安直に作っている感じも受ける。
回答者の発言に不満
クイズ番組では回答者の答えに「なるほど」とか「そういう見方もあるのか」とか「それは知らなかった」というように、考えさせられたり知的好奇心を満足させられたりするものが多いが、この番組の回答にはそういうものがない。
聴者も巻き込んで
問題が出されてから回答者が答えるまでの時間があまりにも短い
視聴者にも回答者と同じレベルで考えているが、あっという間に回答が開示されてしまう。回答者の答えもイージーな答えしか出していないような感じだ。CMを入れるなどして見る側にももう少し考える時間が欲しい。
番組開始時間に疑問  
8時54分という番組のスタート時間に疑問がある。「ニュースステーション」の9時54分は同じニュース番組であるNHKの「ニューステン」を意識しているのは理解できるが、金曜日の夜8時54分にはどういう意味があるのか。9時ちょうどにこの番組にチャンネルを合わせた視聴者はどういうぐあいに見えるのか、開始時間には納得がいかない。
 
以上のような意見が出されました。
 
 
以上が審議の概要です。




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