メーテレ 出前朗読隊 アナの宅配便 メーテレのアナウンサーが、小学校、幼稚園などにお邪魔して、絵本を読み聞かせます!
バックナンバー

第121回活動報告  08年2月29日(金)
岐阜県 「岐阜県立岐阜盲学校」

岐阜盲学校の小学部を訪問しました。校舎は築5年で清潔感があり、迷子になってしまいそうな程の広い敷地に驚きました。泉校長先生曰く、学校は文武両道で勉強はもちろんスポーツにも力を入れているとのことです。“ゴールボール”という音の出るボールを使った競技では海外遠征の経験もあり、北京五輪の代表選手になれるかもしれない生徒さんもいるようです。柔らかな日の光が沢山差し込む教室で、子供たちは勉強にスポーツに非常に充実した学校生活を送っていました。

小学部の教室は中庭に面しています。休み時間は中庭で、サッカーや野球をして楽しんでいるとか。
この日は佐藤アナウンサーの生の野球実況を交えながら一緒に遊びました。子供たちの楽しそうな様子を見ていたら、なんだか私たちも幸せな気持ちになりました。

実は給食までご馳走になってしまいました。
この日のメニューは「卒業生リクエストメニュー」ということでとっても美味しいカツカレーとシュークリームでした。 学校の給食をいただくのは、何十年ぶりでしょうか???
皆で過ごした楽しいランチタイムも、忘れられない思い出です。
岐阜盲学校に感謝です。

文:朗読隊 加藤歩

朗読隊 佐藤 裕二アナウンサー

写真:佐藤 裕二アナウンサー

春到来!「啓蟄」間近ということで、この絵本を選びました。
バッタ、ヘビ、カエル、クモ、カマキリなどが登場します。
虫達の社会を表現しようと、今回は効果音を口で出すことを試みました。
まずは、バッタの足音。カサ、カサカサ。
カエルの声はゲロゲロゲロ、ヘビはシャー、うん、いい感じ。
しかし、カマキリは、クモは、・・・鳴かないじゃないかー。
自分なりに頑張ってみましたが、みんなわかってくれたかな?
最後まで真剣に聞いてくれてありがとう!
みんなの笑顔に救われたぞ。
楽しい春にしようね。

朗読した絵本

「とべバッタ」

しげみの中で暮らすバッタ。まわりには自分の身を脅かすものがうようよいる。
それらに怯えながらの暮らしが嫌になったバッタは、大胆にも石の上で日向ぼっこを始めた。
案の定、蛇に見つかってしまったバッタ。
しかし、力強い両足、背中には4枚の羽を持つバッタは、自分の力で飛んでゆく!
自分の行きたいほうへ!

写真:とべバッタ

偕成社
作 : 田島征三

朗読隊 加藤 歩アナウンサー

写真:加藤 歩アナウンサー

絵本の朗読といいながらも、絵を十分に楽しむことができない子供たちにどんな物語をセレクトしたらよいのか?随分悩み、その悩みが夢にまで出てきたほどです。悩んだ結果、私の大好きな絵本を心を込めて読むことに決めたのです。
まずは、一人ひとりと握手を交わし、仲良くなってから朗読をしました。
冬と春にあわせたBGMをそれぞれ用意し、春の香り漂うお香もたきました。
耳と鼻から絵本の世界を楽しんでもらえるように工夫したつもりです。
皆さんが絵本朗読に真剣に耳を傾けてくれている様子が私にも伝わり、アナウンサー冥利につきる時間となりました。
今でも、皆さんと握手した感覚が私の手にも残っています。
岐阜盲学校の皆さん、本当にありがとうございました!

朗読した絵本

「わすれられないおくりもの」

賢くて物知りのアナグマは仲間からとても慕われていましたが、ある日、年をとって死んでしまいました。
モグラやカエル、キツネにウサギはアナグマが死んでしまったことを悲しみながら冬を越したのでした。
春の訪れとともに、仲間たちは互いにアナグマの思い出を語り始めます。
生前アナグマが残してくれた、沢山の宝物に皆が気づき始めたのです。
アナグマはどんな宝物を残してくれたのでしょうか?

写真:わすれられないおくりもの

評論社
作・絵 : スーザン バーレイ
訳 : 小川仁央

 
ページの先頭に戻る