スタジオには、コメンテーターの方々の他に、この地方の大学・大学院で学ぶ50人の学生の皆さんに集まっていただきました。

2015年8月15日、正午。
70年前と同じ日、同じ時刻に、
天皇がポツダム宣言受諾を伝える玉音放送が、テレビから流れました。
メ～テレが放送した、戦後70年の特別番組
「平和、次世代へ」の番組冒頭です。

戦後70年の節目の年、ということで
今年、「UP!」の中でも様々な戦争企画を放送して来ました。

戦争を知らない世代として
私なりにですが、戦争というものに真剣に取り組んできました。

沖縄の辺野古へ行き、日本が抱えている基地問題について考えたり
広島の平和記念館では、
原爆症で亡くなった子どもが「生きたい」と願いを込めて折った折鶴に出会いました。
自ら志願して、従軍看護婦として戦地に赴いた、今年100歳を迎える女性や、
戦後、公文書の焼却処分命令に関わった、元官僚の男性に話を聞いたりしました。

正直、これまで、戦争に対して、
遠い昔の出来事で、自分には関わりのないことのような感覚しか持てていませんでした。
でも、今年、様々な取材を通して、
決して「他人事」なんかじゃない、
ひとたび国がそのように舵を切れば
いつだってのみ込まれる大きなうねりの様なものだと感じるようになりました。
たった、70年前に、実際に起きた悲劇なんだと、実感した半年間でした。

二度と、戦争は起こしてはいけない。
今、それだけは、はっきりと言えます。

これから先、私たちはどんな日本を生きて行きたいのか。
どうすれば、平和な世の中を、次の世代に引き継いでいけるのか。
そのために、私は何ができるのか。。

考え続けたいと思っています。