佐藤 裕二

PROFILE

ニュースの時間

広島豪雨、異常気象?

8月20日、広島市で複数の土砂災害が未明に発生し
多くの人が犠牲になりました。
中には2歳の男の子も。
大変につらいニュースです。

この夏、
7月9日には、長野県南木曽町で土石流が発生。
8月9日には、台風11号の影響で
三重県に東海地方初の特別警報。
8月17には、前線の影響で岐阜県高山市に大雨、
橋が流されるなどの被害が出ました。

立て続けに起きる自然災害。
地球に一体何が起きているのか?

気象予報士の山田修作さんによると
これらの大雨には共通点が。
それは
「夏の高気圧が弱い」
ということ。

修作さんが教えてくれた話を
大まかに言うと
太平洋高気圧が張り出してこないため
台風の通り道ができてしまったり
前線が本州にかかってしまったり。
それにより大雨となっているというんです。

ただ、高気圧の張り出しが弱いといっても、
例年と比べると「ほんのちょっとの差」とのこと。

このわずかな差が、これだけの影響を
私達のくらしにもたらすのです。

あらためて
修作さんは言いました。
「今後も、太平洋高気圧は強まらない予想。
9月は本格的な台風シーズン。
しっかり備えて下さい」。