佐藤 裕二

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ニュースの時間

回転寿司ピンチ?

昨日(15日)はカツオの刺身で晩酌でした

佐藤家のささやかな楽しみの一つは「回転ずし」です。
子どもが小さい我が家はファックス注文。
一歳の息子はまだ寿司は無理なので、妻と二人でだいたい3500円くらい。
最近ハマっているネタは「シマアジ」。
白身の淡白さと魚のうま味がシャリとあいまって、あ~、想像するだけでヨダレが・・・。
そんな楽しみがピンチかも?

昨日(15日)全国の漁師さんが一斉休漁。
さらに寿司の4番バッター「マグロ」等の業界団体、
日本かつお・まぐろ漁業協同組合は
来月1日から部分休漁することを決めています。
また、酢の最大メーカー、ミツカンが18年ぶりの値上げを発表しました。

現場は困惑しています。
「これ以上色々なものが値上げとなると、寿司の値段を上げざるを得なくなる」と
悲鳴を上げるのは名古屋市中区伊勢山の「一楽鮓」。
味はもちろん職人さんのトークにも定評のあるお寿司屋さんです。
一楽鮓では、ミツカンの酢を一月に約80リットル使っていて、
マグロの握りは1日に80貫ほど出るとのこと。
並寿司1100円、という値段を上げる考えは現時点では無し。
「店の努力で吸収できる!お客さんには迷惑かけられない!」と
キップのいい言葉。
電灯を小まめに消す、水を無駄に使わないなど小さな節約を積み重ねるとのことです。

回転寿司店はどうでしょうか?
「行列の出来る回転寿司」として知られる
名古屋市昭和区御器所の「海鮮家」。
個人的にはこちらのイワシの寿司が好きですが、
「どんなネタもおいしい」と常にお客さんで一杯です。
海鮮家も「酢の値上げとは、噂にも聞いていなかった」と驚きを隠せません。
マグロもメインとなる寿司ネタだけに苦しいそうですが
「値上げはしません。ちょっと魚屋さんには無理を聞いてもらわなければならないかもしれませんが・・・」と、仕入れ値を下げることによって 値上げ回避の方針です。

お店の努力によって、どうやら当面は私達の楽しみは守られそうな様相。
世界的な食糧価格の高騰がサミットの議題となる中で、
私達にできることは、なんでも残さず大事に食べることでしょうか。