C−2輸送機から部品56個がなくなる 全国の同型機を点検し問題ないことを確認 航空自衛隊岐阜基地

2024年4月16日 19:16

岐阜県各務原市にある航空自衛隊岐阜基地の輸送機から、金属製の部品、計56個がなくなっていたことが分かりました。

 岐阜基地によりますと15日午前7時半ごろ、飛行場を清掃していた隊員が、ボルト1本とワッシャ(金属製の丸い板)2枚が落ちているのを発見しました。

 その後、岐阜基地に所属する輸送機を点検したところ、C−2輸送機の1機からボルト30本、ワッシャ26個がなくなっていたことが分かりました。

 この機体は、3月22日に点検した際には異常はなかったということですが、4月2日から11日にかけて、計6時間ほど、岐阜基地や愛知県の小牧基地の周辺を飛行していたということです。

 原因は調査中としていますが、全国の同型機を点検し問題ないことが確認されました。

 また、部品がなくなっていた機体に新たな部品を取り付け飛行に影響がないことを確認したとして、今後もC−2輸送機の飛行は続けるということです。

 岐阜基地の山本光伸基地司令は、「入念かつ確実な点検を継続するとともに、飛行安全には万全を期していきたい」とコメントしています。

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