2024年7月19日(金)~21日(日)
東海市芸術劇場 大ホール
~ここにはたった二人の俳優が繰り広げる“劇場の魔法”がある~
英国発ゴシック・ホラーの決定版、『ウーマン・イン・ブラック<黒い服の女>』。女流作家スーザン・ヒルの同名小説をもとに、スティーブン・マラトレットの脚色、ロビン・ハーフォードの演出で舞台化されたこの作品は、1987年にスカボローのスティーブン・ジョセフ・シアターで幕を開け、ロンドン、ハマースミスのリリック・シアター、プレイハウス・シアターを経て、1989年6月にはウエストエンドのフォーチュン・シアターで上演を開始、瞬く間にロンドンっ子を恐怖で震え上がらせ、大評判となりました。
以降、12の言語に翻訳、世界40余国で上演されており、34年間続いたフォーチュン・シアターでの公演は、昨年2023年3月に惜しまれつつ閉幕しましたが、今もなお世界の各地で上演され続けている英国発の恐怖劇の傑作です。
繰り返し大切に上演を続けてきた『ウーマン・イン・ブラック<黒い服の女>』。オリジナル演出家のもと、向井理&勝村政信の豪華初顔合せで、さらにクオリティを高め、2024年、8度目の上演をお届けします。
《ストーリー》
ヴィクトリア様式の小さな劇場。舞台には特別な装置やセットはなく、ガランとしている。そこへ中年の弁護士キップスと若い俳優が相次いで現われる。キップスには青年時代、家族や友人にも告白できないような呪われた体験があった。以来、その記憶のために悪夢に悩まされ、安らぎのない日々を送っていたのだ。悩みぬいた末、キップスはこの忌まわしい記憶を、家族に打ち明けようとする。あの怪奇な出来事を劇場で語ることによって、悪魔祓いにかえ、呪縛から解放されようというのだ。その手助けに、若い俳優を雇ったのだった。
キップスの告白はひどく長い。そのため、俳優が“若き日のキップス”を、“キップスが出会った人々”をキップスが演じるという上演の形が、俳優から提案される。そして「芝居」は始まった。
若きキップスは、勤務先の弁護士事務所の顧客アリス・ドラブロウ夫人の死から語り始めた。この身寄りのない老婦人は北イングランドの片田舎で亡くなり、その葬儀と遺産整理のためにキップスが現地まで行くことになったのだ。夫人は地元の町クリシン・ギフォードの誰とも交流を持たずに、ナイン・ライン・ライフコーズウェイの先、イール・マーシュの館で暮らしていた。そこは潮が引いた時にしか行き来のできない孤立した場所だ。クリシン・ギフォードの人々は、キップスがドラブロウ夫人の名前を出す度に、表情を凍りつかせ不審な態度をとるのだった。彼女の葬儀に参列し、その後で館を訪れた彼は、そこで人々の態度を理解することになった。彼は見たのだ。葬儀の教会と、そして無人の館の裏で。いるはずのない黒い服の女を。
中年のキップスは、録音技術による効果音にも助けられ、勢いを得て俳優との過去の再現に熱中していく。
恐怖の体験から一夜置いた若きキップスは、町で事情を知るはずの人々に、自分の見た女が誰か、ドラブロウ夫人とその館にまつわる因縁が一体どんなものかを問いただそうとするが真実は闇の中だ。それでもキップスは再び館に戻り、自分の仕事を果たそうとする。再び館で迎えた夜。彼がそこで体験した出来事。その後の彼を襲う、さらに恐ろしい悲劇。
キップスの記憶が再現されるにつれ、劇場でも、奇妙な変化が起きていた・・・。
【原作】スーザン・ヒル
【脚色】スティーブン・マラトレット
【演出】ロビン・ハーフォード/アントニー・イーデン
【翻訳】小田島恒志
【出演】向井理 勝村政信
※公演中止の場合を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしかねます。
※当ページの内容は今後の状況により内容を更新・変更させていただく場合があります。
チケットのご購入・ご来場の際は、当HPで最新の情報をご確認ください。
日時 | 2024年7月19日(金)18:30開演、20日(土)12:30開演/17:00開演、21日(日)12:30開演 ※開場は開演の30分前 |
---|---|
会場 | 東海市芸術劇場 大ホール |
チケット発売日 | 2024年5月11日(土) |
チケット価格 | 全席指定:11,000円 車いす席:11,000円 U-25チケット:5,500円 ※全席指定・税込 ※未就学児入場不可 ※車いす席、U-25はメ~チケ(車いす席は電話のみ)にて一般発売より取り扱い ※U-25チケットは観劇時25歳以下対象(当日指定席券引換・座席数限定・要本人確認書類) |
チケット取り扱い | |
主催 | メ~テレ、メ~テレ事業 |
企画製作 | 株式会社パルコ |
公式サイト | 公式サイトはこちら |
問い合わせ先 | メ~テレ事業 052-331-9966(平日10:00~18:00) |