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ワクチン3回目接種、効果は?副反応は? 専門家「抗体は門番の兵隊、敵がいないと引き揚げる」

2021年10月22日 08:00
 新型コロナワクチンについて愛知県は、3回目の接種の方針を示しています。その効果や副反応について、専門家に聞きました。
3回目接種「効果あるのか不安」と街の声
 「3回目のブースター接種が始まるということです」(愛知県 大村秀章知事)

 愛知県の大村知事は、12月から3回目のワクチン接種を進める方針を示しました。

 まず対象となるのは、前回の接種から8カ月経った医療従事者およそ20万人で、大村知事は、医療従事者以外への接種も順次進めていきたい考えです。

 「医療従事者以外で結構な人数が3回目の接種をするのは来年2月ぐらいからではないでしょうか」(愛知県 大村秀章知事)

 3回目の接種について、街の声は…

 「それが安心につながるなら、接種した方が良いと思う」(50代男性)
 「実際効果があるのかなという不安はありますね」(20代女性)

 気になるのは、ワクチンの効果です。
 

抗体は兵隊 体を守る門番

抗体は兵隊 2回の接種6カ月後も9割以上重症化予防効果あり
 今年8月、藤田医科大学がファイザー製のワクチンを2回接種した教職員209人の血液中の抗体の量の変化を調べたところ、2回目接種の2カ月後には、抗体の量がおよそ4分の1にまで減少することが分かりました。

 調査を行ったのは、藤田医科大学感染症科の土井洋平教授です。

 「重症になったり死亡したりするといったことを防ぐ効果については、2回目接種を終えてから6カ月ぐらい経った時に、9割かそれ以上予防し続けている」(藤田医科大学 感染症科 土井洋平教授)

 ワクチンの効果 そのメカニズムは?

 「イメージでいうと、抗体は兵隊のような感じ。体を守るために門番をしてくれています。ウイルスがやって来た時は、その場でやっつけてくれる。ただ、時間が経つと敵が来ないと判断して、守っている兵隊も引き揚げていく。ただし、抗体をつくる細胞はそのことを覚えているので、いったん兵隊は引き下がっても、実際に感染が起きた時には、ワクチンを2回接種していると極めて早く抗体ができることもわかっている」(藤田医科大学 感染症科 土井洋平教授)
 

3回目の接種でブレークスルー感染も大きく減少へ

3回目接種でブレイクスルー感染も9割減るとわかっている
 その一方で…

 「感染や発症の予防効果は、2回目接種の後、だいたい4カ月くらいすると下がってくる。5カ月経つと、2回目接種後の半分ぐらいまで下がってしまう。接種から時間が経つことによって、少しずつ発症予防効果が下がってくる」(藤田医科大学 感染症科 土井洋平教授)

 つまり、時間の経過で低下した感染予防効果を再び高めるために、3回目の接種をおこなう必要があるといいます。

 「抗体価でいうと10数倍ぐらいに上がる。実際の発症予防効果についても、3回目接種をした10数日後から顕著に感染者が減るということがわかっている。ブレイクスルー感染といわれる2回目接種後に発症する方が3回目を接種することで、さらにそこから9割ぐらい減るということがわかっている」(藤田医科大学 感染症科 土井洋平教授)
 

3回目の接種 心配な副反応は?

「それでも副反応が怖い」 専門家は「予防効果が今後も続くように接種を」
 街からは、こんな不安が聞かれます。

 「副反応が怖いので、できれば打ちたくない」(10代男性)
 「3回目はちょっと気持ち的に不安がある。2回目までは何とかいろんな情報でクリアできたが、3回目はちゃんとした情報がまだ伝わっていない」(60代女性)

 3回目接種後の副反応については…

 「2回目と同じくらいと言われている。接種した肩の所の痛みは2回目と同じか少し多いぐらい。発熱や頭痛、倦怠感といった全身性の症状は、2回目と同じか少し軽いぐらいというデータが出てきている。直近2カ月で接種が進み、一番予防効果の高い時期をいま享受している。この日常を少しでも今後も続くような形に持っていくという点で、3回目の接種が重要な部分として進めていければと思う」(藤田医科大学 感染症科 土井洋平教授)
 

(医療従事者の方以外はあくまで一つの目安)

3回目のワクチン接種はいつ頃になりそう?
 3回目のワクチン接種について、現時点で具体的なスケジュールが決まっているのは、医療従事者のみです。

 2回目の接種から8か月経過した12月から始まる予定です。

 医療従事者以外の人が3回目の接種をするかどうかは、まだ具体的に決まっていません。

 国は、2回接種を受けたすべての人が対象となることを想定し、現在、準備を進めています。

 そうなった場合、時期は2回目の接種から概ね8カ月以上あととなります。

 65歳以上の高齢者は、5月の初旬から2回目の接種が始まったので、3回目は早い人で12月から来年の1月ぐらい。

 それ以外の人は、6月から始まった職域接種を起点にすると、来年の2月から3月ごろになりそうです。

 
 (10月21日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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