これまでの旅

2020年3月21日放送

お茶と歴史が薫る東海道の宿場 静岡・掛川市

「静岡・掛川市」を旅してゴメン!掛川コミュニティバス「日坂」のバス停からスタート♪
今回は旧東海道の宿場町、日坂宿から旅を始めます。ここはかつての本陣跡で、説明看板のところに地域の人たちが設置した引き出しが置いてあり、中を見ると観光地図などのパンフレットが入っていました。
1部ずつもらい、どこへ行こうか考えながら歩いていると、地元のお母さんたちが井戸端会議中。お話を伺うと、「川坂屋」という旅籠が今でも残っていて中を見ることができるが、今日は開いていないかも…とのこと。1人のお母さんが電話で「川坂屋」の鍵を持ってきてもらえるようお願いしてくれました。

「川坂屋」は、日坂宿の一番西側にある旅籠屋で、江戸時代の面影を今も残す数少ない建物のひとつ。当時は身分の高い武士や公家が宿泊した格の高い旅籠だそう。
案内してくれたお母さんが、ボランティアで日坂を案内している袴田さんを呼んでくれました。この辺りの歴史や「川坂屋」の事を詳しく教えてもらううち、ウドちゃんも当時の旅人になった気分に♪

「川坂屋」を後にし、さらに西へ進むと『岡パン』というかわいい看板を掲げたパン屋さんを発見。昭和22年からこの地でパン屋を始めたという「岡田製パン」は、学校給食のパンも扱い、地元の人から『岡パン』と愛称で呼ばれてきたので、そのまま看板にしてしまったそう。袋が可愛い大人気の“メロンパン”を購入しました。

岡パンのお父さんに教えてもらった「事任(ことのまま)八幡宮」へ向かいます。枕草子にも記述があるという歴史ある神社で、『ことのまま』とは、『願いごとのままに叶えてくださる』という事だそう。
境内に入り、まず目についたのは、本殿の下にある大きなクスノキ。幹周り6m、樹高31m、大きく張り出した枝は、境内を覆って鳥居にまで達しています。社務所にご挨拶し、本殿で旅の安全をお詣りしました。

さっき買った岡パンの“メロンパン”のことを思い出し、国道脇のベンチでいただくことに。
名前はメロンパンだが、実は中にチーズクリームの入ったフワフワのクリームパン。イメージと違うのも楽しみながら、美味しくいただき元気百倍!

続いては、旅の情報をもとに『コーヒーのようなお茶』と『お茶のようなコーヒー』が楽しめる「掛川一風堂」へ向かいます。
「掛川一風堂」を訪ねてみると、90年続く茶舗の茶匠でありコーヒー焙煎士でもあるという4代目のご主人が迎えてくれました。
まず勧めてくれたのは『茶匠の技で焙煎したコーヒー』その名も“椿”。チャノキが椿科であることから付けた名前だそう。その他色んな種類があるので、コーヒー好きのウドちゃんは飲み比べをしてみることに。
一番気になったのは“ほうじ茶珈琲”!なんと、コーヒー豆とほうじ茶の茶葉が混じっていて、一緒にドリップするという。まさに4代目ならではのオリジナル・ブレンド。
ほうじ茶の香りとコーヒーの香りを同時に楽しめ、酸味は少なく苦味とコクのバランスがちょうどいい、スッキリ飲みやすく後味にほんのりほうじ茶が残る絶品。
ご主人の優しい語り口と美味しいコーヒーに癒され、掛川市の旅を終えました。

ウドちゃんの旅メモ

静岡
掛川市
の旅!!
驚き
桃の木
山椒の木!?
驚き
クスノキ
ウド鈴木!?
ルートマップ

インフォメーション

  • 名称:川坂屋
    住所:静岡県掛川市日坂149
    電話:0537-24-8711(掛川観光協会)
    開館日:土曜・日曜・祝日のみ開館(年末年始と9月中旬の祭典時は除く)
    ※開館時期については問い合わせが必要です
    開館時間:10:00~16:00

  • 名称:岡田製パン
    住所:静岡県掛川市日坂174
    電話:0537-27-1032
    営業時間:9:00頃~17:00頃(パンがなくなり次第終了)
    定休日:年始
    ※ウドちゃんがいただいたものは、「岡パンのメロンパン」180円

  • 名称:事任八幡宮
    住所:静岡県掛川市八坂642
    電話:0537-27-1690
    ※詳しくはコチラ→http://kotonomama.org/

  • 名称:掛川一風堂
    住所:静岡県掛川市下垂木3470-1
    電話:0537-23-6811
    営業時間:10:00~18:00
    定休日:日曜・祝日

※掲載している情報は放送時のものです。変更される可能性がございますので予めご了承ください。