スタッフの一言

日々スポーツ取材に励むメ~テレスポーツ部スタッフ。そんな彼らが取材先で感じたことをつづります。

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20年

2009/10/07

今回の担当者

ドラゴンズ一筋20年の井上一樹選手が、先日引退セレモニーを行いました。
井上選手が「今までプレーしてくれた皆ありがとう」と涙を流して語る姿に、
僕も、もらい泣きしてしまいそうでした。

井上選手は、今シーズンの大半を2軍で生活してきました。
1軍に上がっても、なかなか結果を出せない日々が続きましたが、
9月に入り、27打席目にして、ようやく初ヒットを打ちました。
ナゴヤドームは大きな歓声に包まれ、井上選手はベンチに戻ると大号泣。
苦しんで、ようやく打てた気持ちがそれだけで伝わってきました。

初ヒットを打った翌日、井上選手のぶら下がり(インタビュー)を撮ることになり、
僕が質問することになりました。
実はこれが、インタビュー初体験です。
心の中は、緊張してドキドキでしたが、僕の、たどたどしい質問に、
井上選手は丁寧に答えてくれました。

「この9月に入って開幕おめでとうみたいな、メールは来ましたけども、ある意味、僕のシーズン初日だったわけですから、すごく難産でした。」
他にも、無我夢中で監督の言葉を覚えていないなど、談話では聞けなかった話もしてくれました。
初インタビューが井上選手で本当によかったです。

シーズン終了まで、井上選手は現役なので、
クライマックスシリーズでの活躍に期待したいです。

ディレクター:N


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