スタッフの一言

日々スポーツ取材に励むメ~テレスポーツ部スタッフ。そんな彼らが取材先で感じたことをつづります。

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杜の都・仙台の息子

2009/06/16

今回の担当者

「クリネックススタジアム宮城まで」
と先日のドラゴンズ仙台遠征でそう筆者がタクシードライバーの方に話した時の話。
2日間行われた楽天vs中日の試合取材でスタジアムまでの行き帰りでタクシーに乗ったのですが、行き先を伝えるや否や返ってきた言葉は
「はぁ楽天・・・うーん・・・今年はいげると思っでだんだばね・・・」
と我が息子を想うような楽天に対する想い。
筆者が中日取材で仙台に来た事をドライバーさんに伝えると
「中日ですか。なーんもせんでも落合さんがしっかり選手を信頼してやっでるから問題ねえべ、それに比べて楽天ときたら・・・」
とどんな話をしても最終的には楽天の話になるのです。
それが2日間とも続きました。

筆者は生まれが名古屋なので、モノゴコロのついた時から当たり前のようにプロ野球、特に中日ドラゴンズは身近な所にありました。しかし以前に比べTV中継は少なくなり、世間のスポーツへの関心もプロ野球だけではなく多様化している今となってはなかなかそんな話も街では聞かなくなったように思います。
だからすごく仙台でタクシーに乗った一コマが凄く懐かしい気がしたんです!!
タクシーに乗っていた時間はわずか10分足らずだったのですが、最後にこんな質問をタクシーのドライバーさんにしてみました。
「皆さん楽天が好きなんですね、楽天ってみなさんにとってどういう存在なのですか?」
すると「そりゃもう息子同然よ!!楽天が仙台に来てくれて街は活気が出たど思うし、やっば一年を通して野球が見れるのは嬉しい事よ、これで強くなっだらば最高さ」
「楽天には中日の選手が多いから、ボクは応援していますよ」
「そりゃありがてえ。そんでも有難い事言ってくれても運賃はまけねえべ。こっちも商売だがらよ」
「そうですか・・・ははは・・・」

こうして筆者は運賃をきちんと支払い、木曜日のゲームでは楽天田中投手の好投で、連敗を6で止めたゲームを取材したのでした。

ディレクター:Y


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