研究コーナー

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「クライマックスシリーズ」

2009/10/10放送

いよいよ今週の土曜日から開幕するクライマックスシリーズ。
今年は3位争いが白熱し盛り上がりを見せています。

レギュラーシーズン2位で出場するドラゴンズは、まずヤクルトを本拠地ナゴヤドームに迎え第1ステージを戦います。そして勝ちあがれば第2ステージで宿敵巨人と対戦の予定です。 今シーズン完全優勝の目標を掲げながら2位に終わったドラゴンズにとってこのクライマックスシリーズはリベンジへ絶好の機会。

そこで今週はクライマックスシリーズを徹底分析。ドラゴンズが勝ち抜くためのポイントをおなじみプロ野球解説の宇野さん、今中さんに挙げてもらいました。

クライマックスシリーズを勝ち抜くために最大のポイントとなるのが先発ローテーション。 特に鍵を握る軸となるピッチャーは誰なのか。日程を睨みながら予想してもらいました。

・宇野予想
17日(土)から始まる第1ステージはチェン、朝倉、吉見の順。
21日(水)からの第2ステージは川井、チェン、朝倉、吉見、中田、チェン。

・今中予想
第1ステージはチェン、中田、吉見。
第2ステージは小笠原、チェン、中田、吉見、総動員、チェン。

注目は宇野さん、今中さんとも共通なチェンの使い方。 このクライマックスシリーズはチェンを先発の柱としてローテーションを組み、中4日で登板させるなど、とにかくフル回転で頑張ってもらうことが勝利への近道ということでした。 チーム勝ち頭の吉見に関しては第1ステージの第3戦があるかないかで起用方法が変わってくるとの事でした。

また短期決戦のクライマックスシリーズならではの問題点となるのが「天敵」の存在。 ヤクルトには今シーズン3敗を喫している館山。 巨人には0勝4敗と完全に抑え込まれているゴンザレスと対戦打率4割6分2厘10ホーマーのラミレス。 とにかく「天敵」を叩かないと勝利はない。ということでそれぞれ攻略法を…。

ヤクルト館山に対しては「低めのボールをいかに捨てられるか」(宇野さん)

巨人ゴンザレスは「ストライクゾーンに来たボールを3球以内の勝負だと考えてどんどん積極的に打つ」(宇野さん)

ラミレスは「配球とかを読んでくるバッターなので、配球なんか考えず、インコースばかり投げる。歩かせてもいいぐらいに気持ちで徹底的にインコースの速いボールで勝負する」(今中さん)

そして最後にドラゴンズサイドの注目ポイントを挙げてもらいました。

「1・2番がいかに塁に出て揺さぶれるか」(宇野さん)

「最後はチェン様」(今中さん)

果たしてドラゴンズはクライマックスシリーズを勝ち抜けるのか、その戦いぶりに注目です。


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