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「グランプリシリーズ展望」

2008/11/01放送

フィギュアスケートグランプリシリーズがついに開幕。30カ国に及ぶ世界の強豪たちが集結しおよそ2ヶ月間にわたる激闘が繰り広げられる。
グランプリシリーズはアメリカ大会から始まり、カナダ、中国、フランス、ロシア、日本と世界6カ国を転戦。このシリーズを勝ち抜いた6人だけが、韓国で行われるファイナルへ進出することができる。

この大会もっか2連覇中、女子の頂点に君臨してるのが韓国の至宝キム・ヨナ。
18歳となった今シーズンもさらに磨きがかかり磐石の強さグランプリ3連覇に向け死角はない。

そんなキム・ヨナに対抗する日本勢、筆頭はなんと言っても2008年世界女王 浅田真央。今シーズン、大技トリプルアクセルをプログラムに2回組み込み、3年ぶりのグランプリ制覇を目指す。

復活をめざすのが2007年世界女王 安藤美姫。
去年はケガに泣かされ、満足のいくシーズンを遅れなかった安藤。
雪辱を晴らすべく挑む今大会、5年ぶりに4回転ジャンプを試みる。

男子では悲願のグランプリ制覇に挑む高橋大輔。
去年、おととしと2年続けての2位。めざすはたた一つ、頂点のみ。

銀盤のサラブレット小塚崇彦はシニア3シーズン目。
4回転ジャンプを武器に世界上位をねらう。

そして開幕したグランプリシリーズ第1戦アメリカ。
男子では小塚が先陣をきった。ショートプログラムを3位で終え、迎えたフリー演技。

最初の4回転ジャンプこそ失敗に終わったが、その後は全く慌てることなく、確実に演技をこなしていく。
なんと開幕というプレッシャーもはねのけ、見事グランプリシリーズ初優勝を飾った。

女子では前世界王者安藤美姫が韓国の至宝キム・ヨナといきなり初戦で激突。

さらには世界選手権4位の中野有加里、2006年世界女王アメリカのキミー・マイズナー、15歳の全米チャンピオン長洲未来なども出場、激戦となった。

そんな強豪が集う中、安藤はショートプログラム2位。
フリープログラムを迎える。

今回は大事な初戦ということもあり、4回転ジャンプは封印。
それでも久しぶりに見せたミキティースマイル、次なる戦いにすべてをかける。

そして圧倒的な強さを見せたのが、韓国の至宝キム・ヨナ。

テクニック、華麗に舞う姿、すべてにおいて完璧なすべり。
グランプリアメリカ圧巻の勝利、3連覇への第一歩を踏みだした。

2010年バンクーバーオリンピックへの前哨戦ともいえるグランプリシリーズ2008。
果たしてファイナルに進出するのは?そして誰が栄冠を勝ち取るのか?


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