研究コーナー

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名古屋グランパス ドラガン・ストイコビッチ監督

2008/06/28放送

7年ぶりに名古屋へ帰ってきたグランパス伝説のスーパースター、
ピクシーことドラガン・ストイコビッチ監督。
低迷が続く名古屋グランパスを常勝軍団へと生まれ変えつつある。

そんなピクシーにスポケン単独インタビューを敢行。
好調の要因とピクシーが考える勝利への哲学に迫った。

Q:記者会見などでよく口にする「アグレッシブなプレー」の意味とは?

ピクシー:
「近代サッカーではチームとしての“アグレッシビティ”が必要。
これがないと勝つことはできません。選手はどういう戦術で戦うのかを理解しなくてはならずファイターとして最初から最後まで全力で戦うという意味がの言葉の中に込められています。」

中でも監督自身が一番戦う気持ちを強く感じると名前を挙げたのは8年目のミッドフィルダー 中村直志選手。

グランパスに入団した2001年はピクシー現役最後のシーズンで半年間チームメイトとして一緒にプレーした。7年を隔て再開した2人は絶大なる信頼関係の絆で結ばれている。

Q:今シーズン好調で日本代表にも復帰したフォワードの玉田圭司選手について

ピクシー:
「玉田は昨年あまり試合出なかったそうですが、私は玉田にチャンスを与えプレーさせたかった。玉田のようなテクニックを持った素晴らしい選手はピッチでプレーしなくてはいけない。」

選手の能力を最大限に発揮させようと考えているピクシーは“やる気”、“モチベーション”重要視している。選手たちに試合後よく話すプロとしても心構えとして、
ピクシー:
「試合に勝っても、その試合のことは早く忘れなきゃいけない。負けた時は直ちに忘れなきゃいけない。」

ピクシーは選手として培った勝利への哲学を現在のグランパスの選手に伝承している。

「優勝」という使命を感じながら戦いに向けて決意を語った。

ピクシー:
「私はしっかりと現実を見据えて1試合ずつ集中してやっていきたい。
みなさんも“ネバーギブアップ”という言葉を覚えておいてほしい。
我々は決してあきらめず我々は最後まで戦い抜きます。」


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