スタッフの一言/日々スポーツ取材に励むメ~テレスポーツ部スタッフそんな彼らが取材先で感じたことをつづる

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純国産の…

2008/03/12
今回の担当者

浅田真央が専属コーチ・アルトゥニアンとの師弟関係を解消した。練習環境、言葉の問題など様々な理由があったらしい。そのことが報じられた翌日、真央の恩師・山田満知子コーチとお話をする機会があった。込み入った話を浅田サイドとしたという。でも満知子コーチは引き続き「明日の真央」を育てるべく名古屋のリンクに残る結論を出した。来週行われる世界選手権では浅田真央にコーチは付かない。キス&クライ(演技後得点結果を待つ場所)でも連盟関係者が座るという。世界選手権では前代未聞の光景となるはずだ。
満知子コーチはキス&クライ同席を打診された。世界トップ・華やかな場所、コーチでも憧れの場所である。だが、辞退した。それでも真央は言う「私の先生は満知子先生です。」

国内のリンク不足、外国人有名コーチに師事するため海外を拠点とするケースが増えている。実際、高橋大輔・安藤美姫など成功例も多いが他方、浅田真央のケースもある。一長一短あるが、愛知県で言えば万博のため閉鎖になったリンクが再開、中京大リンクオープンなど、まだ潤沢とはいえないが設備は整いつつある。コーチに関しては表現力アップのため外国人コーチに指導を仰ぐが、ジャンプでは日本人コーチの方が上という声も多い。
(今の採点方法ではジャンプが確実に跳べなければ、トップになれない)

浅田真央の来シーズンのコーチ契約は未定である。海外拠点を否定するつもりは全く無いが、「純国産の世界チャンピオン」も見てみたい気もする。

ディレクター:K

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