スタッフの一言/日々スポーツ取材に励むメ~テレスポーツ部スタッフそんな彼らが取材先で感じたことをつづる

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ゴルフ・石川 遼

2007/07/10
今回の担当者

名古屋市内で行われた日本アマチュアゴルフ選手権の取材をした。
例年であれば注目が集まる大会ではないが、高校一年生・15歳、石川 遼の参戦で俄然ヒートアップする、はずだった…石川の初日は8位、ところが2日目に+5を叩き予選落ちとなってしまったのだ。プロツアーで最年少優勝を果たした石川だが、去年の日本アマは91位で予選落ち、今回の結果にも筆者はさほど驚きはしなかった。

女子の人気に比べ、今ひとつの男子。スター誕生を待つ男子ゴルフ界には石川の出現はうれしいことだし、ゴルフ好きの私も微笑ましく思う。他方、メディアの過熱な取材合戦も危惧する。報道することはもちろん大切だが、まだ15歳。何もバリアを持っていないのだ。予選落ちが決まった後の共同会見、予定より1時間遅れで会見が始まった。気持ちを落ち着かせるための辛い一時間だったと思う。そんな中、場内に現れた石川は「すみません。お待たせしました。」小声だったがはっきりと聞こえた。何かきっかけがあれば泣き出してしまいそうな気持ちをぐっと抑えて会見を続けていた。

前日の会見で「笑顔をたくさん出すことが出来れば皆さんに喜んでいただけますから」と、石川。それを聞いてあることを思い出した。ミキティスマイルといわれた安藤美姫。不調の中にいた彼女はそれでも周りに笑顔を見せていた。「あの時は、つくり笑顔をしていました。それがプレッシャーでした‥」と、あとに語ったことがある。

石川にプレッシャーを与えたかどうか分からないが(与えているだろう…)
だからスポーツ取材は難しい。

ディレクター:K

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