スタッフの一言/日々スポーツ取材に励むメ~テレスポーツ部スタッフそんな彼らが取材先で感じたことをつづる

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鯨入浴法(くじらにゅうよくほう)

2007/05/02
今回の担当者

先日、奥飛騨の「ひめしゃがの湯」という温泉に行った。4月も下旬だというのに、桜が満開だった。下呂温泉から20kmほど北にあるのだが、泉質は下呂が無色透明であるのに対し、「ひめしゃがの湯」は茶褐色で濁っている。季節といい、温泉の色といい、このような違いを感じることは旅の醍醐味なんだなーと思った。

そこの露天風呂は浅い場所があり湯温も熱すぎず、「寝湯」にちょうどよかった。仰向けに寝て入浴すると、全身水没して、鼻と口だけが水面上に出ている状態になった。呼吸をしながらずーっと入っていられる。地球の恵みに浮かんで無になっていると、ある考えが浮かんだ。

「なーるほど、鯨はこーだったんだ!」
鯨の先祖はカバのような生き物だったという。それが海に戻り何百万年の進化の間に、目と目の間にあった鼻が背中に移動して言ったのだ。私はそれを「鯨入浴法」と名付けた。不透明な温泉でやると他人に踏んづけられる可能性があるが、おすすめである。

スポーツ部長:N

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