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ドラゴンズ沖縄キャンプSP 立浪和義

2008/02/16放送

日本一ハードなドラゴンズの沖縄キャンプ。第2クールも終了し、いよいよ実戦形式が多くなる後半クールに突入!ドラゴンズの主力選手たちも、ほとんどが順調な調整を行っている。

そんな中、例年になくキャンプでバットを振り、例年になく動きまわっている選手が!!プロ21年目を迎える、ミスタードラゴンズこと立浪和義選手だ。立浪選手は今シーズンから選手兼打撃コーチに就任し、自分の練習もさることながら積極的に将来を担う若手選手たちに打撃指導を行っている。そんな立浪選手の今を伊集院所長と高山研究員が直撃した。

<立浪選手が思う、兼任コーチ業とは?>

まず自分のやるべき練習をやってから、若手に声をかける。そして話をしながら、また一緒に練習をする、というスタイルで今年のキャンプを過ごしているのだという。また立浪選手は、現在の若手に対して「毎日、日が暮れるまで練習する事は感心するが、もう一つ殻を破らなければ簡単にレギュラーにはなれない」と野球に対する考え方も柔軟にする事が必要だと話していた。

<代打・立浪の熱い想い>

立浪選手は06年シーズン途中から「代打の切り札」としてレギュラー選手からは外れ、現在に至っている訳だがそれでも「あれだけのファンの声援を受けているから、恥ずかしい事はできない。だから準備だけはしっかりする」と今回のキャンプ第2クールから誰よりも早く朝、屋内練習場でマシン打撃を行っているのだ。「何とかファンの期待に応えたい」とインタビュー中に何度も繰り返し言っていたのが印象的だった。

昨シーズン、代打起用された回数は何と93回。これは日本記録でもあった。93回もの「大歓声」に包まれ続けた男は、今年も勝負強いバッティングを見せてくれるに違いないだろう。