研究コーナー
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運動会

2006/09/23放送


運動会の起源は、東京・築地の海軍兵学寮で、明治7年に行なわれた「競闘遊戯」という会。
これが日本で最初の運動会だと言われている。

スポ研では、この歴史的にも貴重な、当時のプログラムを入手。
全18種目が行なわれたのだが、“すずめのすだち”、 “つばめのとびならい”、“ぼらのあみごえ”など、独特のセンスでネーミングされていた。
その頃の運動会は、短距離走や走り幅跳びといった陸上競技の他、背負い競争、卵拾い競争など、娯楽性の高い競技が多かった。
次第に全国に広まっていった運動会は、地域の人たちのレクリエーションの場となっていった。
しかし、昭和40年頃から少し変化を見せ始める。
純粋な遊びが、子供たちの日ごろの学習成果を発表する舞台に 変わってきたのだ。

そして、近年では、さらに大きく変化していきている。 週5日制の導入により、秋ではなく、初夏に運動会が行なわれるようになってきた。さらに、短距離走において、順位をはっきりとつけることが 少なく、上位しか順位をつけないという。 明治初期から始まり変化を続ける運動会だが、 昔ながらの運動会もまだ残っている。
防衛大学で行なわれている伝統の“棒倒し”。
昭和29年から続く、男と男の激しい戦い。全力を出し切って、勝ち負けをつける。
これもまた運動会の醍醐味なのである。

次回予告

次回の光る!スポーツ研究所はプロ野球界でなぜベテランが活躍しているのか!?を大検証。41歳山本昌がノーヒットノーランを達成することができた理由、10年前と比較すると35歳以上のプロ野球選手が倍増している謎。それらを調べていって分かった衝撃の事実があった!!そして、ベテラン選手のマル秘トレーニングを伊集院所長が体感、大変なことになってしまう。

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