研究コーナー
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シンクロナイズドスイミング

2006/09/16放送


アテネオリンピックで銀メダルを獲得し、今や日本のお家芸とまで言われるシンクロ。
スピード、同調性、そして印象的な笑顔。しかし、そこには想像を絶するハードなトレーニングと信じられない努力が隠されている!!

我々は華やかさに見とれるばかりだが、シンクロは水の中に潜り、息を止めて激しい演技をしなければならない。
さらに、常に水の中で手足を動かすことは体に相当な負担がかかる 例えば両腕を上に挙げ、胸まで上体を出しているだけでおよそ15キロのおもりを持ち上げるのと同じ力を要する股下まで身体を持ち上げる演技に至っては、およそ30キロの負荷が体にかかっている。

そのためシンクロの選手たちは日々の練習の中で筋力トレーニングを欠かすことはできない。かといって、筋肉をつけすぎても、その分、浮力が失われるので筋肉と脂肪のバランスには注意をはらってトレーニングしなければならないのだ

日本代表ともなると、練習時間は1日8時間以上行われる。 その消費エネルギーはなんと3000~5000キロカロリーあまりのエネルギー消費の多さに3食では追いつかず、選手たちは常に食事を摂りながら練習を行う。 シンクロの選手たちは成人の一般女性が1日に摂取するカロリー(2000kcal)のおよそ2倍ものカロリーをとっているのだ。

もちろん美を競うのがシンクロ。より美しく見せるための柔軟性、化粧をし、笑顔も重要なポイントである肉体を極限にまで追い込みながらも、華麗に美しく、究極の美を追求し続けるシンクロ 彼女たちの笑顔の裏には、肉体的にも、精神的にも、想像を絶する努力があったのだ!!

そんな過酷なシンクロになんと高山アナが無謀にも挑戦。
高校時代は全国大会にも出場したスイマー。
さらに、番組で潜水記録に挑戦し、非公式ながら日本第10位の記録を打ち立てたメ~テレきってのアスリート女子アナだ。

さすが競泳経験があるため基本動作は何とかこなしていく高山アナだが、水中での逆立ち 垂直姿勢には大苦戦 頭を下にし、両足をそろえ、頭から足首まで一直線になるように伸ばす 一見簡単そうに見えるがなかなか難しい 水中深くに頭が潜る恐怖感。
さらに垂直の感覚がつかめず、倒立すらままならないシンクロ挑戦はたった2時間弱だったがプールサイドにあがる高山アナの足腰はガクガク。シンクロがいかに過酷かがわかった

次回予告

次回の光る!スポーツ研究所はスポーツの秋ということで「運動会」を大研究。誰もが一度は経験したことのある運動会にある変化が起こっていた!!果たしてその変化とは?そしてスポ研では日本で最初に行なわれた運動会の超レアなプログラムを入手。珍種目を忠実に再現するため伊集院組が集結し、大変なことになってしまう。

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