研究コーナー
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ペースメーカー

2006/04/29放送

マラソンの記録達成の影の立役者「ペースメーカー」。
“レースのペースを作り、選手を先導するランナー”のことを言う。
マラソンの世界最高記録は男女ともペースメーカーのついた大会で作られている。
日本でペースメーカーが公認されたのは2003年。
日本の場合、記録を演出する以上に、スローペースにならないよう“レースを作る”という役割が大きい。
去年、高橋尚子選手が復活優勝を果たした東京国際女子マラソンにもペースメーカーは起用されていた。
スポーツライターの増田明美さんは高橋が快走した一因として、ペースメーカーの存在がいい影響を与えたと語っている。
前半速く入りがちの高橋はこれまで後半スピードを上げ切れないケースが多かった。しかし今回はペースメーカーのスピードに合わせて走ったことで、後半失速しない走りにつながったというのだ。
またマラソン日本歴代2位の記録を持つ藤田敦史選手も「ペースメーカーの出来がレースを大きく左右する」と証言する。
ペースが一定で上手いペースメーカーならいいレースができるが、下手なペースメーカーならレース自体がこわれてしまうというのだ。ペースメーカーと選手の相性も大切である。

スタジオでは伊集院所長が高山研究員のペースメーカーを目指して相性度チェックに挑戦!高山アナが考えていることを所長に予想してもらい、見事当てれば「相性が良い」ということになる。
しかし、高山アナの予想外の行動に伊集院所長もタジタジ。
「高山研究員が着てみたいスポーツのコスチュームは?」という問題に自信満々で答えたものの・・・。
高山アナの意外な趣味が明らかに!
まとめ

ペースメーカーは記録更新の演出者
現代のマラソンに大きな影響を与えている

 


次回予告

野球の基本「キャッチボール」を大研究。
あなたは正しいキャッチボールができていますか?
知ってそうで知らなかった「キャッチボールの仕方」を大公開!!
あの大物ゲストが登場し、伊集院所長をドッキリにかけた。
スタジオ騒然!これを見ればあなたも野球がうまくなる。

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