アスリートドキュメント
スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦しつづけるアスリートの素晴らしさ 密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します
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フィギュアスケート・安藤美姫

2005/12/17放送

昨シーズン、安藤は自らが描くスケートへのこだわりと、周りから求められるものとのギャップに常に疑問を感じていた。
そして日本から離れる事を決意。
新しいコーチ、キャロル・ジェンキンスに指導を仰ぐため練習拠点をアメリカのクリーブランドへと移したのだ。

そして迎えた今シーズン。
安藤はグランプリシリーズ・ロシア大会に出場。
ロシアの観客から自然に起きた手拍子の中、華麗なステップを踏む。
フリースケーティングは細かなミスは出たものの無難にまとめ ロシア大会では笑顔で表彰台の2番目に上がった。
そして世界の上位6人しか出場できないグランプリファイナルへの出場を決めた。

8歳から始めたフィギュアスケート。
スケーターとして10年間、ぶれずにもち続けているもの・・・それは、

『(スケートが)楽しいです!』
『自然に笑えた。とにかく笑顔が武器っていうか。自然のままの自分を崩さないように。本当の自分を見てほしいし 自分を変えないように気をつけている。』

笑顔が安藤の最大の魅力であり武器である。

そして最大の目標のトリノオリンピックへ向け 笑顔に加え、もうひとつの武器を持って挑む。

それは4回転ジャンプである。

そして迎えたグランプリフィナル。
安藤は初日のショートプログラムは3位。
しかし、フリーではジャンプで精彩を欠き3度の転倒。
そして結果は4位。

トリノに向け残された時間は多くない。
ここから安藤の巻き返しに期待がかかる。
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