アスリートドキュメント
スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦しつづけるアスリートの素晴らしさ 密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します
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中日ドラゴンズ・中田賢一

2005/11/19放送

~エースナンバー20を背負って~

中日ドラゴンズルーキーの中田賢一投手、彼の背番号は20。星野・小松ら言わずと知れたドラゴンズのエースナンバーである。
中田は、今シーズン8勝3敗という好成績を残した。特に後半は主力が崩れる中、6勝をあげ、ファンが逆転優勝に望みを託した唯一の男なのだ。

今、沖縄で行われている秋季キャンプに参加している中田は、すでに来シーズンへの目標を立て、それに向かって取り組んでいる。
中田は、キャンプの課題を二つあげている。
一つは体力面の強化、もう一つは速い変化球を覚えること。
次へのステップを常に考え、新しいことに挑戦している中田。
秋季キャンプで行われた紅白戦で、中田にある変化が表れた。
マウンドで自らサインを出しながら投げる姿。
5回を投げ1失点 ここに彼の進化があった。
サインを出して投げることは、正捕手谷繁からのアドバイスだった。
ベテラン正捕手の谷繁が1年目の中田に寄せている思いとは?
来シーズンは、どんな場面でも怯むことなく自分で考えゲームをリードしていってほしいと・・・それは、エースナンバーを背負った男への期待の表われなのだ。

エースナンバーへの想いを中田はこう語っている。
「気持ちを持ちすぎて重荷になってもいけないし今できる自分のすべてのことをやっていけば失礼にはならないかなと思ってるんで、そういう気持ちを、常に継続していきたいと思います。」

背負ったエースナンバーの重みを謙虚に語る中田。背番号20のルーキーは、真のエースに向かって この秋また一歩進化している。
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