アスリートドキュメント
スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦しつづけるアスリートの素晴らしさ 密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します
ファイルナンバー

027

中日ドラゴンズ・福留孝介

2005/02/19放送

~ 一からの出直し ~

  去年、福留は開幕から、「4番」としてチームを引っ張り、申し分のない活躍を見せた。8月には日本代表としてアテネオリンピックに出場し、銅メダルを獲得。しかし、そんな2004年シーズンについて福留は―
「僕にとって去年は『無い』んです。だからもう『振り返る』ことも無いです」
 アテネから戻った直後の9月1日。福留に襲った悪夢。左手人さし指を骨折し、戦線離脱。このケガが、福留孝介の『2004年』を全て消してしまった。
『一からの出直し』 ―2005年をこう捉えているという福留。
 すっかりケガの癒えた福留は、キャンプ初日から、バットを振り込んでいる。一球一球、確かめながら、貪欲に必死に練習に取り組んでいるのだ。
 2005年、福留にとっての大きな変化とは?
「ウッズが来て、『考え方』が変わったね。それが一番大きい」ウッズの加入により、去年まで求められていた「重圧」から開放され、『自分が今年やるべきこと』が明確になった。『一発長打ではなく、確実性を増すバッティング』取り組む、その姿こそ「一から出直している」今年の福留なのである。
「もっともっと『ドラゴンズのライトには福留がいる』という存在感を示したい」そして、146試合、全てのゲームへの出場を誓った、福留孝介。リーグ連覇、そして日本一を狙うチームにとって、その存在は、今や欠かせないものとなった。
2005年、『一からの出直し』に賭ける福留は今、確実に、その歩みを進めている。
次回予告
今、大注目のフィギュアスケート安藤美姫選手。
3月に世界選手権を控えるミキティに迫ります!
メ~テレ秘蔵映像は必見です!
backnumber