アスリートドキュメント

スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦し続けるアスリートの素晴らしさ。密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します。

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フィギュアスケート 鈴木明子選手

2009/12/5放送

~GPシリーズ カナダ大会 壮絶な舞台裏と決戦への決意~

今シーズン初めてフィギュアスケート グランプリシリーズにフル参戦
愛知、豊橋から世界へ羽ばたいた鈴木明子
中国大会での初優勝はバンクーバーオリンピックの代表選考レースへ強烈なアピールとなった

オリンピック代表への選考基準の1つの
グランプリファイナル出場をかけた2戦目のカナダ大会では
重圧という見えない敵がすぐ近くにいることを意識せずにはいられなかった

ショートプログラム8位と出遅れ
巻き返しを狙うフリーは最低でも5位以上に順位を上げなければならない

いつもは厳しい言葉をかけ彼女の闘志を呼び起こす長久保コーチだが
フリー当日は彼女を見つめ何度も大きくうなずきそして微笑みかけていた

勝負をかけた演技では序盤細かいミスが重なり苦しんだが
見せ場のストレートラインステップでいつもの躍動感を取り戻した

鈴木のフリーでの得点は伸びなかったが
上位だった3人の選手もミスを繰り返したことで鈴木は順位を3つ上げ5位となった
その結果ぎりぎり6人目でグランプリファイナル進出が決まった

良い演技をしてファイナルを勝ち取れなかった悔しさと
重圧から一時開放された安堵で舞台裏では大粒の涙を流した鈴木明子

そんな彼女には栄光にたどり着くための新しい戦いがGPファイナル待っていた
フリーで会心の演技で高得点をマークし銅メダルを獲得
同じくファイナルに進出した安藤美姫が1つ上位の銀メダルとなりオリンピック代表内定

今回のGPファイナルでは鈴木明子はオリンピックへの切符を得られなかったが
最終選考会の全日本フィギュアに向け大きく前進した


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