アスリートドキュメント

スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦し続けるアスリートの素晴らしさ。密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します。

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グランパス玉田圭司

2009/05/02放送

~ 自信と自覚で目指すアジア№1への挑戦~

アジアクラブ№1決定戦、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)
今年初めて、アジア王者を目指す戦いに挑んでいる、名古屋グランパス。

ACL第3戦。ホームでの戦い。1点のビハインドで迎えた後半20分。FKのチャンス。キッカーは玉田。芸術的なFKで、引き分けへと持ち込んだ玉田だが、試合後に笑顔はなかった。

「ビビッてやっている」「自信と自覚を持たなきゃいけない」

それは、玉田自らの経験から出た言葉だった。

今でこそ、チームのキーマンとしてストイコビッチ監督から絶大な信頼を得ている玉田だが、2006年グランパスに移籍入団して以来、不運なケガ、チーム構想から外れるなど、試合に出られない苦しい日々が続いていた。不遇の時期、玉田を支えていたのは、「自分を信じる力」だった。
そして、去年、玉田に転機が訪れる。ストイコビッチ新監督の信頼のもと、玉田は自信を深め、再び輝きを取り戻す。2年ぶりに日本代表にも復帰し、エースとしての自覚を深めていく。

自信と自覚―。
その大切さを知る玉田だからこそ、ACLの舞台、未だホームで勝利を手にしていないチームに「自覚」と「自信」を強く求めていた。

ストイコビッチ体制も2年目、今年が勝負の年。
「もっと成長しなきゃいけない」―。

5歳からサッカーを始め、プロ生活10年。今年の目標は「何かタイトルを」。

Q:アジア王者にはなれますか?
「なる」「一皮むければ、チャンスは絶対ある」


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