Spoken!

放送内容

2020年3月20日放送分

もしも、谷繁元信と井端弘和が今シーズン、ドラゴンズの監督だったら・・・

カテゴリー:野球




もしも、谷繁元信さんと井端弘和さんの二人が今シーズン、ドラゴンズの監督だったら・・・をテーマに、一日限定で繰り広げられたスペシャル企画!
ドラゴンズの黄金時代を支えたレジェンド二人は、今の戦力で、一年間をどのように戦い抜くのか?

まずは今シーズンの戦力分析について。

谷繁「僕はかなり戦力が上がってきたんじゃないかと思ってます」

井端「十分上を狙えると思います」

今シーズンの戦力に太鼓判を押すふたりの監督。
ではどうやって優勝へと導くのか?
それぞれが思い描くスタメンを大発表。

谷繁監督 これが俺のスタメン
1 遊 京田陽太
2 中 大島洋平
3 右 平田良介
4 一 ビシエド
5 三 高橋周平
6 二 阿部寿樹
7 左 福田永将
8 捕 石橋康太
9 投 先発投手


井端監督 これが俺のスタメン
1 遊 京田陽太
2 右 平田良介
3 三 高橋周平
4 一 ビシエド
5 二 阿部寿樹
6 中 大島洋平
7 左 福田永将
8 捕 木下拓哉
9 投 先発投手

打順は違うものの、キャッチャー以外同じ選手を選んだ二人の監督。
注目なのは2番。
谷繁監督は去年、最多安打のタイトルを獲得した大島、一方の井端監督は長打力のある平田を選択。
二人の監督の2番に対する考え方とは?

谷繁「このスタメンであれば、大島がいいんじゃないかと思いますけどね。
どっちかっていうと攻撃的です。
小技を使わず、打つ方ですね」

谷繁監督が目指すのは、「切れ目のない攻撃的な打線」
一方の井端監督は・・・

井端「大島選手が僕は2番の適性ではないのかなと。
2番やったことあるんですけど、意外と考えて攻撃してしまうような気がするんで、その中では平田選手がヤマも張れますし、反対方向にも打てますし長打も打てるっていうので、2番が適性なのかな、攻撃するならっていうところで入れたんですけど」

井端監督が目指すは、「得点力アップに向けた超攻撃野球」

続いては投手陣の話題へ。
去年、多くの若手が台頭し、投手王国復活への足掛かりをつくったドラゴンズ。
ふたりが考えるベストな先発ローテとは?


谷繁「1年間ローテで回ってもらいたいっていうピッチャー、そう考えるとまず大野、柳、小笠原、この3人はある程度やってもらわなきゃ困る。
そこに僕は今年、梅津に入ってきてもらいたい。
やってもらわないと困る」

谷繁監督の今季のイチオシは「梅津晃大」

谷繁「今年キャンプを見に行ったときに、キャッチボールを僕はすごく大事に見るんですね。
いいキャッチボールしてるなって思ったのが梅津と山本拓実、この二人が、いいキャッチボールをしていた」

谷繁「しっかり下半身を使いながら、最後のリリースのところできれいにラインが出てくるんですよ」

実は谷繁監督と同じく、井端監督も今シーズンイチ押しなのがプロ2年目の梅津。

そこには梅津を軸に考えられた緻密な戦略が。
勝つ可能性を少しでも上げるための井端流・先発ローテーションが明らかに。

井端「梅津を開幕投手みたいな感じで行けば、他球団に与えるインパクトは大きいのかなというのとそれぐらいの力は十分兼ね備えてると思いますんで。
今年は違うな!っていうのを他球団に見せるには、梅津とか違う名前が出てきたときに、相手も脅威に感じてくれればいいかなと思いましたので」

井端監督の采配 「梅津晃大を開幕投手」
さらに井端監督の先発ローテ案が以下の通り。

火:梅津 
水:小笠原    
木:勝野or福谷 
金:柳  
土:岡野or山本 
日:大野

井端「なぜ大野を日曜に持ってきたかというと、日曜は6連戦最後の試合になり相手ピッチャーの実力もおちる。
そこにエース候補の大野を当てれば、勝ちも稼げて気持ちよく次の日・月曜日を休めるっていうのは、チームにとっても非常にいい影響を与えると思います。」

大野をあえて日曜日で起用することで、勝ち星を稼ぐという井端監督流の大胆な起用法が披露された。

そして、谷繁監督が考える先発ピッチャーの星勘定とは・・・

谷繁「Aクラスに入るんだったら、やっぱり70勝前後はしなきゃいけない。
っていうことを計算していくと、貯金をできるピッチャーが3人ぐらいほしい。
あとはもう五分でいい。
負け越したとしても1個か2個ぐらいで、それでローテーションを1年間回ってくれるピッチャーが二人ぐらいいれば、もう最高ですよ。」

伊集院「監督からすると、ローテーションを守って10勝10敗のピッチャーっていいピッチャーですか?」

谷繁「必要です。チームにとっては必要です」

上位進出、そしてリーグ優勝を果たすためには10勝10敗のピッチャーの存在がどれだけ大事か、その重要性を谷繁監督は力説していた。