【解説】6月としては記録的大雨に 3日午後からは気温上昇で熱中症に要注意

2023年6月3日 12:41
東海3県では降り始めからの降水量が400mmを超えるなど記録的大雨になりました。気象予報士の冨永幸さんが解説します。
 東海3県では降り始めからの降水量が三重県南部から愛知県東部にかけて、400mm以上を観測するなど記録的な大雨になりました。

 1日午前1時から3日午前9時までに、三重県熊野市新鹿で491mm、鳥羽は507mm、豊橋で426mm、新城は429mmを観測しました。

 6月の1カ月で降る雨の量を超え、鳥羽や新城は約2倍、豊橋は2倍以上の雨になりました。

 雨雲レーダーでは2日午後3時、三重県南部から愛知県東部にかけてかなり活発な雨雲が見られます。

 その後、線状降水帯が発生して、同じようなところで非常に激しい雨が断続的に降りました。

 3日に活発な雨雲が落ち着いてきて、3日朝にはほとんどのところで雨が上がった状況です。
 

3日の予想最高気温

3日午後以降、雨は降らず天気は急速に回復 暑さに注意が必要
 3日の予想最高気温は豊橋が28℃、名古屋・岐阜・尾鷲は29℃で、30℃以上の真夏日になるようなところも出てきそうで、熱中症のリスクは高くなります。

 復旧の作業をされる際は水分のこまめな補給や帽子の着用、直射日光をなるべく避けるような形で作業に当たり、暑い中での復旧作業を無理のない範囲でお願いします。

 5日までは梅雨の晴れ間で引き続き昼間の暑さご注意ください。

 4日には風や波も落ち着いてきそうです。

 6日以降はまた梅雨空が戻りそうです。

(被害情報・交通情報は3日午前11時現在のものです)
 

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