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西山ファーム巨額詐欺、ターゲットは20~30代の若者 「カードで借金すれば副業できる」とSNSで拡散

2021年10月18日 18:59
 集めた金は133億円に上るとみられる巨額詐欺事件。ターゲットは「若者」、そして、手口は若者が気軽に使う「クレジットカード」を悪用したものでした。
「副業を探している時があって、違法性がないと強調されて始めたのがきっかけ」(被害者30代)
「桃を海外転売して得た資金で、パーセンテージを乗せてお返しするということで、500万円以上なら3%乗せてバックしますよと」(被害者)

 「3%の配当」という、魅力的な誘い文句。

 しかし…。
 

山崎容疑者が考案したとされる詐欺の手口

“クレジット決済”を悪用 被害者の多くは20代・30代の「若者」
 16日、愛知県名古屋市の瑞穂警察署に、“巨額詐欺事件”で逮捕された男を乗せた車が到着しました。

 詐欺の疑いで、岡山県の農園運営会社「西山ファーム」の元幹部で、岡山市の伊藤弘敏容疑者ら5人が逮捕されました。

 警察によりますと、5人は、2018年から2019年にかけて、横浜市の30歳の女性から現金約790万円を騙し取った疑いが持たれています。警察は、5人の認否を明らかにしていません。

 伊藤容疑者らは、全国31の都道府県の930人から、約133億円を集めたとみられています。被害者の多くは20~30代で、手口は主に「クレジットカード決済」を悪用したものでした。

「最初にリスクもないって説明を受けたのでそれを信じて」(被害者 20代)
「実際に物も発生していない、届いていない、空決済なんですね。その空決済した金額を支払い続けないといけない」(被害者)

 被害者は、まず「西山ファーム」の桃などをクレジットカード決済で購入します。商品は手元に届かず、海外に転売されているなどとされ、のちに、購入代金に加え1.5%から3%の配当が上乗せされて返金されることになっていました。
 

全体の被害額における愛知県の被害額

突出した愛知の被害額 理由は「四天王」の存在か
「月15万円くらい決済して、4500円くらいを毎月もらっていた。振り込みもちゃんとあったので、持っているクレジットカードをどんどん追加した」(被害者 当時20代)
Q.クレジットカードは何枚登録した?
「11枚から12枚ぐらい」(被害者 当時20代)
 
 手持ちの「現金」がない若者でも、クレジットカードで一時的に借金すれば、「副業」ができると、SNSで広まりました。しかし…。

「返金するっていう前提なのに返金もされない。借金だけは残っている状態。1000万円以上の被害は受けている」(被害者 30代)
「裏切られたというか、怒りは感じますね」(被害者 20代)

 この手口は、警察が逮捕状を取った「西山ファーム」の社長、山崎裕輔容疑者が考案したとみられます。その下で逮捕された5人のうち、伊藤容疑者が全体の金の流れを管理。他の4人が勧誘役でした。勧誘役の4人は、その圧倒的な集金力から、グループ内で「四天王」と呼ばれていました。

 全国の被害を県別でみると、愛知県の被害者が513人と最も多く、被害額も約79憶円と突出しています。愛知県で被害が拡大した理由は、事件当時、「四天王」全てが愛知県に住んでいたためとみられています。
 

海外逃亡中とみられる「西山ファーム」の社長 山崎裕輔容疑者

実態解明進むも、社長の男は海外逃亡か
 愛知県警は、「西山ファーム」の本社や名古屋にある事務所など、これまでに24カ所を家宅捜索して実態解明を進めてきました。

 並行して、被害回復に向けた民事裁判も進んでいます。原告側の弁護士は、今回の詐欺事件の特徴をこう指摘します。

「元手がなくても気軽に始められる副業と銘打って、多額の被害を与えているところに悪質性が認められる」(名城法律事務所 正木健司弁護士)
 
 山崎容疑者は海外に逃亡しているとみられ、警察は事件の実態解明を進めています。

(10月18日15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)
 

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