ガスボンベが押しつぶされごみ収集車から出火 “魔の水曜日”はあちこちで出火も 名古屋市

2021年5月15日 08:15
 外出自粛が続き、自宅での時間が長くなる中、家庭から出る「ゴミ」が緊急事態になっています。キーワードは、“魔の水曜日”。
 12日(水)、名古屋市内の住宅街で、ごみ収集車から、火が出ている映像が撮影されました。

 名古屋市によると、けが人はいませんでしたが、消火作業のため、集めたごみを外に出すなどの対応に追われたということです。火災の原因は…

 「原因は、ガスボンベやスプレー缶、リチウムイオン電池が不燃ごみの中に出されると、割れると、中にあるガスや電池に、電気が発生して火が出る」(名古屋市環境局 太田勝雄課長)
 

ガスボンベから出火(画像提供:nite)

“魔の水曜日”あちこちで出火することも
 ごみ収集車を使った、実験映像ではガスボンベが押しつぶされると…

 ボンベから出た火が、またたく間に、ほかのごみに燃え移っていきました。ボンベに残ったガスに、引火したとみられています。

 去年、名古屋市内で、火災が起きた、ごみ収集車。ガスボンベの破裂が原因とみられていて、車体には大きな穴が空く、大事故となりました。

 昨年度、名古屋市内では、ごみ収集車が燃える火事が30件以上起きています。

 「水曜日に不燃ごみと、粗大ごみを、集中的に集めるようにしている。水曜日はあちこちで、火が出るということが度々あります。」(太田課長)

 ごみ収集の作業員が1週間で最も警戒するという、まさに、「魔の水曜日」。

 収集車の火災は、今年度、5月14日までに、5件発生しています。去年を遥かに上回るペースで、深刻な問題となっています

 「自宅で過ごす時間が多く、鍋やバーベキューで、ガスボンベを使うことが多いかもしれない。昨年度の倍ぶらいの火災の数になるので、分別の徹底をお願いしたい」(太田課長)
 

名古屋は前の年に比べて、ごみが約5000トン増

スプレー缶などの発火性危険物は「不燃ごみ」
 名古屋では、スプレー缶などの発火性危険物は、「不燃ごみ」という扱いではないので、注意が必要です。

 「スプレー缶は、不燃ゴミですが、火が出る可能性があるので、可燃ごみの日に出してもらえれば、可燃ごみと別で集めていきます」(太田課長)

 また、リチウムイオン電池などは、家電量販店などに設置されている、回収ボックスに、入れるよう呼び掛けています。

 コロナ禍の外出自粛に伴う、家庭ごみの増加。昨年度、名古屋では、前の年に比べて、約5000トンも増えています。

「これまでの傾向では、ごみは減っていくか、横ばいだったが、今後は増えてしまうことを危惧している」(太田課長)
 

ごみ袋が破裂することも

ごみの出し方には気を配って
 ごみ収集の現場では、こんな問題も…。

 ごみがいっぱいに入った袋は、収集車で圧縮する際、はじけてしまうことがあります。

 「圧がかかった時に、破裂して飛び散る。そうすると、それを拾わなければいけないし、もろに体にかぶる」(ごみの収集作業員)

 コロナの感染が拡大し続ける中、ごみの出し方にも、気を配って欲しいと話します。

 「空気がいっぱいだと、袋が破裂してしまうことがある。マスクを使い終わったら、レジ袋などに、しっかり入れて出してもらえると助かります」(太田課長)

(5月14日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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