藤井聡太八冠が名人戦第3局に臨む　舞台は「空港」、勝って初防衛に王手なるか

将棋の藤井聡太八冠が、タイトル防衛を目指す名人戦七番勝負の第3局に臨んでいます。舞台は、タイトル戦で初めてとなる「空港」です。

　「名人戦七番勝負第3局、藤井聡太名人の先手番で対局を開始してください」（立会人）

　今期の名人戦七番勝負は愛知県瀬戸市出身の藤井聡太八冠に一宮市出身の豊島将之九段が挑戦していて、ここまでは藤井八冠が2連勝しています。

　第3局の会場は羽田空港第1ターミナルに作られていて、7日の検分ではこんなやり取りがありました。

　「飛行機の発着があるので、びょうぶをつけるかどうか。景色が見えなくなってしまうんですが」（立会人）

　両棋士の意見を聞いて、窓を隠さずに対局を行なうことになりました。

　8日の「勝負めし」は、藤井八冠が「黒毛和牛ハンバーグとアンガスステーキのコンビ」を、豊島九段が「にぎり寿司盛り合わせと温そば」を選びました。

　対局は持ち時間がそれぞれ9時間の2日制で、9日夜までに勝敗が決まる見通しです。

　藤井八冠が勝利し、「名人」初防衛に王手をかけるのか、豊島九段がシリーズ初勝利を挙げて盛り返すのか、注目されます。