再エネ賦課金が値上げへ 家計負担は月額平均543円増の見通し 経産省
2024年3月19日 18:38
電気料金に上乗せされる再生可能エネルギーに関する賦課金について、経済産業省は5月分から引き上げると発表しました。
経済産業省によりますと、再生可能エネルギーの普及を目的に電気料金に上乗せして毎月徴収される「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の単価(1kWhあたり)を、2023年度の1.40円から2024年度は3.49円に引き上げます。
燃料価格の下落に伴い販売収入が減少する見込みのため、賦課金が2年ぶりに引き上げられます。
東海3県などがエリアの電力販売会社、中部電力ミライズによりますと、平均的な家庭(260kWh)の場合2024年度の賦課金は月額907円となり5月から543円の負担増となります。
中部電力ミライズは「再生可能エネルギーの普及に資するものと考えているが、一方でお客さまに負担をお願いするもの。バランスを取ることが重要と考えている」とコメントしています。