「紙鉄砲の音でリレー」市政20周年の記念でギネス世界記録に挑戦、地元中学生も準備に参加 岐阜・山県市
2023年12月8日 18:02
岐阜県山県市で町おこしのため、ギネス世界記録に挑戦しました。市が選んだのは、子どもの頃、新聞紙などで作って遊んだ、あの音のリレーです。
岐阜県山県市で行われたのは、「リレー形式で紙鉄砲を鳴らした最多人数」のギネス挑戦。
市政20周年の記念行事として、企画されました。
過去には「人間空気椅子の最多人数」に挑戦し、当時の記録に認定されたこともある山県市。
果たして、ギネス認定なるか――
検証の結果、少し厚みのあるA3用紙に決定
様々な紙で音の大きさなどを検証
準備には、地元の中学生が参加。
「当日使う紙鉄砲を折ってもらう。当日使う紙」(山県市の職員)
紙鉄砲に使う紙には、こだわりがあります。
「ギネス世界記録のルールとして、紙鉄砲の指定はなく、申請が通ればいいということで、自分たちでどの紙鉄砲が音が鳴らしやすいのか、音が大きくなるのか検証」(山県市 総務課 広瀬渉さん)
様々な紙で音の大きさなどを検証。
最終的に選んだのが、少し厚みのあるA3用紙です。
「(A3を選んだ理由は)音が鳴ったかどうかが審査基準であるので、より大きい音が鳴るのが1つのポイント。A4のものよりもA3のもので、より大きな音が鳴るものを選びました」(広瀬さん)
手作りで2000個の紙鉄砲を用意しました。
「正直すごく緊張しているが、皆でがんばってきたので、成功させたいなと思います」(生徒)
ギネス挑戦のルール
ルールを1つでも違反すると、記録は認定されない
そして迎えた当日。約360人が集まりました。
ギネス達成のためには、最多人数が250人以上であることや、前の挑戦者が紙鉄砲を鳴らしてから5秒以内に鳴らすことなど、様々なルールが、定められています。
1つでも違反すると、記録は認定されません。
ギネス公式認定員
1,2回目の挑戦は失敗…
「3秒前から始めます。GOの合図で始めてください。3!2!1!GO!」(ギネス公式認定員)
10分ほどで、全員が鳴らし終えました。
「今回皆さんが挑戦された『リレー形式で紙鉄砲を鳴らした最多人数』ですが、審査の結果…ギネス世界記録に達成とはなりませんでした」(ギネス公式認定員)
紙が開いていなかったり、5秒以内に鳴らせなかったりしたことなどが原因です。
2回目も失敗。
「まだ諦めないで下さい。3度目の挑戦があります。3度目の正直」(ギネス公式認定員)
3回目の挑戦は果たして――
3度目の正直なるか
3回目の挑戦は果たして――
「審査の結果…達成とはなりませんでした」(ギネス公式認定員)
「惜しくもギネス達成はできなかったけど、挑戦している時に会場のみんなが1つになってやっている感じがすごく楽しかったです」(生徒)
「正直少し残念な気持ちも多いが、みんな楽しそうにやっていたので、僕は楽しければそれでいいかなと。みんなの記憶に残る良い機会になったのでとても良かったです」(生徒)
「ギネス記録」に残すことはできませんでしたが、「記憶」には残ったようです。
「まず多くの人と一緒に20周年を祝う企画ができたことをうれしく思っています。チャレンジできたことはすばらしいことだと思うので、またいつか機会があったら、ぜひ挑戦したいなと思っています」(山県市 総務課 広瀬渉さん)
(12月8日 15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』より)