GPファイナル男子SP 2位宇野「レベル高すぎて無理」3人が100点を超える過去最高レベルの戦いに
2023年12月8日 12:44
フィギュアスケート・グランプリファイナル。男子のショートプログラムは、史上最高レベルの戦いになりました。
まずは、ファイナル連覇がかかる名古屋市出身の宇野昌磨。
冒頭、流れるような4回転フリップを決めると、前の試合ではショート・フリーともに回転不足を取られた連続ジャンプもきれいに着氷します。
今シーズン、表現面を重視してきた世界王者。
すべてのスピン・ステップで最高評価のレベル4を獲得し、表現力などを評価する演技構成点でもトップの点数をマーク。
貫録の演技で今シーズンのショート世界最高得点を叩き出します。
オリエンタルバイオ/中京大学 鍵山優真選手
鍵山優真は情熱的な演技で会場を魅了
続いて登場したのが、北京オリンピック銀メダリスト、中京大学の鍵山優真。
演技冒頭。高い出来栄え点がつく完璧な4回転サルコウを決めます。
残るジャンプ2本も危なげなく着氷すると、宇野と同じく、スピン・ステップは、すべてレベル4。
情熱的な演技で会場を魅了し、100点超え。暫定2位につけました。
アメリカのイリア・マリニン選手
偉業を成し遂げ、トップに立ったマリニン
2人を抑え、トップに立ったのが、アメリカのマリニン。
いきなり、偉業を成し遂げます。
史上初、ショートプログラムでの4回転アクセルに成功。
3人が100点を超える過去最高レベルの戦いとなりました。
トヨタ自動車/名古屋市出身 宇野昌磨選手
「レベル高すぎて無理」
「レベル高すぎて無理です。やっていられないです(笑)ショートプログラムの点数は点差があってないようなものだと思う。フリーもまた面白い戦いが見られると思うので、ぜひ楽しんでいただけたらなと思っています」(トヨタ自動車/名古屋市出身 宇野昌磨選手)
オリエンタルバイオ/中京大学 鍵山優真選手
「すごく楽しめてやれた」
「すごく楽しめてやれた。自信をもって臨めたと思います。課題のフリーに向けて、しっかりと切り替えて、冷静に分析しながらやりたいなと思います」(オリエンタルバイオ/中京大学 鍵山優真選手)
LYS/北名古屋市出身 上薗恋奈選手
ジュニア上薗恋奈が初の大舞台で僅差の3位
そして、ジュニアでも地元勢が躍動しました。
北名古屋市出身の上薗恋奈。
3本のジャンプをすべて成功させると、中学生離れした表現力を見せつけた13歳。
初の大舞台でトップと約1点差のショート3位。メダル圏内につけています。
(12月8日 6:00~放送 メ~テレ『ドデスカ!』より)