児童800人にグローブ3つ…大谷翔平からのプレゼント、「全員が触れられるように検討」 名古屋の小学校

2023年11月14日 17:42

大リーグの大谷翔平選手が、日本のすべての小学校にグローブを寄贈すると発表。子どもたちも心待ちにしているようです。

(C)2023 New Balance

 日本のすべての小学校、約2万校にグローブを寄贈すると発表したメジャーリーグの大谷翔平選手。
 
 寄贈されるグローブはニューバランス製で、大谷選手が使用するモデルをジュニア用にデザインしたもの。大谷選手のサインも、プリントされています。
 
 ニューバランスジャパンによると、寄贈されるグローブは非売品で、今後も販売の予定はないといいます。

 グローブは各校に右利き用2つ、左利き用1つの合わせて3つで、12月から2024年3月までをめどに順次寄贈されます。

 

グローブを心待ちにする小学生(岐阜市)

男子も女子もグローブが届くのを心待ち

 岐阜市の則武小学校では、子どもたちがグローブが届く日を心待ちにしています。

小学6年生の男児3人:「全員野球部です」
「野球の楽しさを知ってもらうためにグローブを寄付してもらってうれしいし、皆にも野球をやってほしい」
「大谷選手のグローブを使って守備をしてみたい」「もらったグローブで一生懸命練習して、プロ野球選手になり、大谷選手と(野球を)やってみたい」

小学6年生の女児:「大谷選手とご縁があったのがすごくうれしい」
「クラスや学年みんなでキャッチボールや野球の授業をしたい」

 

野球に興味がない児童も関心を示す(名古屋市)

野球に興味ない子も関心示す

石井祐里枝アナウンサー:
「名古屋市の滝川小学校の児童数がおよそ800人。児童が多い学校ではどのような思いがあるのでしょうか?」
 
 滝川小学校は全校児童合わせて848人の大きな学校です。
 
 子どもたちは、大谷選手のグローブが来ることについて…

小学4年生の男児:「部活で野球部をやっているからそこで使いたい」「とてもすごい人からもらえる物なので大事に使いたい」

 「野球にあまり興味がない」と話す子どもも…

小学4年生の男児:「せっかくだから野球をやってみたいなと思う」
小学4年生の女児:「もらったならちょっとはやろうかな」

 

(C)2023 New Balance

3つのグローブを800人でどう活用?

 しかし、生徒数が多いということで、子どもたちからは心配の声も。

石井アナウンサー:「今回届くのが3つ。けんかになるかは心配ない?
小学4年生の男児:「心配です」
小学4年生の女児:「うーん、ちょっとあるそれは」

 滝川小学校では1人5分グローブを使ったとすると、すべての児童が使い終わるまでに4240分、およそ70時間かかる計算です。

滝川小学校 土屋眞治校長:「大谷選手がみんなのために贈ってくれたんだと、そういう思いが大事だと思います。触る回数は子どもの数が少ない学校に比べればチャンスは少なくなるかもしれませんけど、必ず子どもたちの良いきっかけにはなると思っています」
 
 どのようにグローブを使うかは検討中。子どもたちの意見も聞きながら、児童全員が触れられるよう準備を進めたいとしています。

滝川小学校 土屋眞治校長:「大谷選手もみんなに野球をやってほしいという思いがあると思いますので、たくさんの子が手に取って、グローブを使って、野球ができるような工夫をしていきたい。感謝の気持ちを何とか伝えたいなとは思うんですけど、それを子どもたちが手に取って、野球や運動を好きになるという姿で返していきたいなというふうに思っています」

(11月14日15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』より)

 

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