家では話せるけど、学校や職場で話せない「場面緘黙」 愛知の女子大学生が絵本を制作
2023年10月25日 13:38
家では話せるのに、学校に行くと「話せない」。「場面緘黙(かんもく)」という症状に悩むお子さんがいます。女子大学生が、症状について知ってほしいと自分の経験をもとに絵本を作りました。
愛知県内の大学4年生のいちかわあやのさん。
24日午後、瀬戸市に本社がある医療器具メーカー「朝日インテック」を通じて瀬戸市に絵本を寄付しました。
寄付したのは、自分の子どものころの経験を基に制作した絵本「ユキちゃんの1日~場面緘黙児の心の声~」です。
「場面緘黙(ばめんかんもく)」とは、家庭では話せるのに、学校や職場など特定の場所では話せなくなる症状です。
日本では500人に1人ほどいるとされ年齢が低いほど発症するともいわれています。
瀬戸市役所での寄付
卒業制作に「場面緘黙」の絵本を
いちかわさんは小学生の頃、偶然手に取った絵本を読んで自分自身が「場面緘黙」かもしれないと気付いたそうです。
世間での認知度が低く、周囲から理解されることが難しかったため高校専攻科の卒業制作として絵本を作りました。
絵本は、瀬戸市内の図書館や子育て支援施設などに寄付されるということです。
(10月24日15:40~放送メ~テレ『ドデスカ!+』より)