世界初 親鳥が飼育放棄した卵を採取しアカモズの人工ふ化に成功 豊橋総合動植物公園
2023年9月5日 16:46
豊橋総合動植物公園で、国の絶滅危惧種に指定されている渡り鳥「アカモズ」の人工ふ化に世界で初めて成功しました。
アカモズはスズメよりやや大きい渡り鳥で、夏は日本などで繁殖し、冬は東南アジアで過ごします。
今回、豊橋総合動植物公園と岡崎市の人間環境大学などが協力し、人工ふ化に挑戦しました。
アカモズの生育の様子(提供:人間環境大学岡久研究室および豊橋総合動植物公園)
長野県内で親鳥が飼育放棄したアカモズの卵を採取。
2023年6月中旬から7月中旬にかけて人口ふ化を試み、9羽を雛まで育てることに成功しました。
豊橋総合動植物公園にによりますと、アカモズの人工ふ化は世界で初めてだと言う事で今後、絶滅を回避するために繁殖の研究を進めたいとしています。