寒暖差の激しい季節は「春バテ」に注意 散歩などで自律神経整え対策

2023年4月25日 18:39

季節外れの暑さから一転、25日は肌寒い日に。こうした時期の体調管理は、寒さと暑さの両面から必要となります。注意点について医師に聞きました。

 1日の中の寒暖差による体調不良を訴える人もいるといい、「西大須 伊藤内科・血液内科」の伊藤達也院長はこう話します。
 
「1日の中でも非常に大きな気温差が顕著になってきている。温度変化はストレスになるものですから、人間の体の調子を整える自律神経に変調をきたして体調の変化を訴える人がいます」

 

4月19日~25日までの名古屋の最高気温の推移

「外出自粛」なくなったが今までより温度変化に体がついていかず

 新型コロナの「外出自粛」が求められなくなった今、伊藤院長は特に注意が必要だといいます。

「新型コロナの規制緩和になって、ようやく外に出られるということでたくさんの方が(外に)出てきているけど、春の寒暖差が大きい時期になっているので、今までよりも温度変化に体がついていかない人もいるかもしれないです」

 

西大須 伊藤内科・血液内科の伊藤達也院長

1日の中で「寒さ対策」と「暑さ対策」の両方が必要

「朝起きたら上着を羽織っていただいて日中は涼しい恰好をしていただく」
「場合によっては熱中症にも気を付けないといけないです。温度差に敏感に対応できない。高齢者や子どもなどは周りが積極的に注意を払っていただくといいかなと思います」

 また気温の変化に対応するためには自律神経を整えることが重要だと言います。

「春先の自律神経の乱れが、春バテの大きな要因じゃないかと思います」
「自律神経は外部の環境に対して体を調整して合わせていく機能なので、その調整機能を刺激してあげるトレーニング、(例えば)身体の温度変化を意識的にお風呂に入ったりサウナに入ったり散歩・軽いジョギングもいいし、汗をかくようなトレーニングもいいと思います」

(4月25日15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)

 

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