犬の「ふん害」対策の特効薬!? 「イエローチョーク作戦」名古屋で2月に効果検証へ

2018年1月18日 13:17

犬のふんの路上放置を減らそうと、名古屋市が2018年2月に「イエローチョーク作戦」と呼ばれる飼い主の自主的な回収を促すユニークな対策法の効果を検証することが明らかになりました。

2018年の干支としても注目を集めている「犬」。一方で、飼い主のマナーをめぐるトラブルも少なくありません。愛知県豊橋市では1月15日、犬の散歩をしていた73歳の男が、通りがかった男性(59)に「ふんの始末をしていない」と指摘され、男性の腹を蹴る暴行を加えた疑いで逮捕されました。警察によると男は「ふんはしていない。胸ぐらをつかんだりはしたが、蹴ったりはしてはいない」などと供述しているということです。犬の「ふん害」について、名古屋で街行く人に話を聞いてみると、「家の前に放置されたことがある」「自分も踏んだら嫌なので、飼い犬の散歩の際に持ち帰るようにしている」と、日常的な関心事になっていることがうかがわれました。こうした「ふん害」への絶大な効果が報告されているのが、「イエローチョーク作戦」です。京都府宇治市が違法駐車の取り締まりをヒントに編み出した対策法で、放置されたふんを黄色いチョークで囲んで発見日時を書き続けます。ふんを見かけるたびに日付を書き加えるだけであえて回収はせず、最終的に回収されれば「なし」と書きます。誰かに見られていることを飼い主に伝え、自主的な回収を促すということです。発案者だという同市環境企画課の柴田浩久さんは「飼い主の意識付けに役立った。1つの地域で30カ所放置されていたのが、今では1カ所だけになった」「イエローチョーク作戦を実施した計30地域で放置が95パーセント減った」とし、大きな効果があったと説明します。こうした成果を聞きつけて、名古屋市も導入を検討し、まずは2月上旬に同市港区内の放置が多い地域で、保健所と住民が共同で効果を検証する方針を固めました。名古屋市は効果を検証した上で、「4月以降には他の地域でもできるような仕組みを整えたい」としています。宇治市には全国からの問い合わせが相次いでおり、今後各地に広がる可能性がありそうです。